気温は10度を軽く下回り、小久保監督は「5枚も着込んでんのに寒すぎやろ
もう、終わろうや」と冗談とも本気とも取れる言葉を口にしながら、必死に寒さに耐えて打撃練習を見守っていた
選手たちの独自の練習スタイル
そんな寒さに左右されることなく、マイペースで練習を行っていたのが「S組野手陣」である柳田、中村晃、今宮の3人は、屋外で行う予定だったフリー打撃を強風と寒さのために室内練習場へと変更した
山川は午前11時には球場を後にするなど、それぞれが自分のペースで第1クール最終日を終えた
調整一任の「S組」の効果
キャンプ初日から、誰よりも多くバットを振っている山川は、練習休日の5日も球場に来て打ち込む意欲を示していた小久保監督が導入した調整一任の「S組」は、選手たちが自分のタイミングで練習できるため、チーム成熟につながる貴重な環境となっている
選手たちの集中力と自信
近藤はまだチームに合流していないものの、選手たちからは好印象の声が上がっている「普段のキャンプ以上に集中できているので、最高っす」と語る主砲柳田
中村晃は「一つ一つ、自分のペースで練習を進められるので濃い時間を過ごせています」と持ち味を発揮している
今後の展望
6日からの第2クール以降、一部選手が練習内容によって合流する見込みだが、「S組」の本隊合流は第4クール初日の15日からとなる「そこでどんな姿を見せるか、それはすごく大事だと思っている」と語る山川の言葉には期待が込められている
寒波の影響で厳しい環境となった中で、選手たちがそれぞれの方法で自主的に練習を続けている様子は、チームとしての成熟を感じさせる。今後の合流選手たちの動向も気になるところだ。
キーワード解説
- 春季キャンプとは?
- フリー打撃とは?
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