福岡ソフトバンクホークスの関連記事

ソフトバンクの新たな試み「S組」が選手たちに好評、宮崎キャンプの初クールを振り返る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!> 福岡ソフトバンクホークスの宮崎キャンプ第1クールが終了し、選手たちの表情に変化が見られた

特にベテラン選手の中村選手は、「いい練習ができたと思いますよ

体全体がバリバリに張っています」と、自信に満ちた発言を残している

初日の練習は雨の影響で室内練習場でのスタートとなり、不安そうな表情を浮かべていた中村選手だが、日を追うごとに練習の質とボリュームが増し、満足感が高まったようだ

選手たちの自主トレーニングと「S組」の導入

今回のキャンプでは、主力選手たちの特別な練習グループ「S組」が設けられ、柳田選手、今宮選手、山川選手、近藤選手、中村選手がこのグループに指名された

「S組」の選手たちは、15日のチーム合流までは自主性が尊重されており、近藤選手は鹿児島・徳之島での自主トレを続けつつ、中村選手らは宮崎入りを選択したという

自らのペースで行う効率的な練習

「S組」の練習メニューは各選手が自由に設定できるため、中村選手は「他を気にせず、集中できる」と話し、効率的なトレーニングを実現している

山川選手も自分のペースを重視し、約10時間の練習を行う一方で、今宮選手も山川選手の方法が自分に合っていると発言、メリハリを持たせたトレーニングを続けている

コーチの存在がもたらす効果

「S組」の導入により練習環境は大きく変わったが、これをサポートしているのが笹川隆4軍内野守備走塁コーチだ

彼はキャンプ直前に「S組」野手担当に指名され、初日から選手たちに1000球以上のノックを行い、トレーニングをサポートしている

「こんなにノックを打ったのは初めて

疲れ? ありますけど、少しでも彼らの役に立ってくれればいいです」と、コーチ自身も選手たちのために全力を尽くしている

選手の健康を考えた新たな取り組み
練習目的のキャンプであるため、MVPのような存在はないが、第1クールの様子を見れば笹川コーチが最有力候補だと言えそうだ

選手たちが健康的に、かつ効率的にトレーニングを進められる環境づくりは、シーズン前の準備にとって極めて重要である

ソフトバンクの「S組」導入は、選手の自主性を尊重した新たな試みとして注目を集めている。特に主力選手たちが自らのペースで練習に取り組むことで、より良いパフォーマンスにつながる可能性がある。笹川コーチのトレーニングも選手たちにとって大きな支えとなっており、これからのキャンプに期待が寄せられる。
キーワード解説

  • 自主トレーニングとは?:選手が自己管理のもとで行う練習のことを指します。通常のチーム練習とは別に、自分のペースで行うため、より効果的に自分を鍛えることができます。
  • S組とは?:主力選手たちが独自に行動する特別なグループで、各選手の自由な練習が可能な環境を提供します。これにより選手たちは自分に合った練習ができるようになっています。
  • 内野ノックとは?:野球において内野手が外野からの打球を捕球する練習の一環で、選手の守備能力を高めるための重要なトレーニングです。

SNSでもご購読できます。