阪神元球団社長三好一彦氏が吉田義男さんの訃報に涙、74年の友情を振り返る

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2025年2月5日、阪神タイガースの元球団社長である三好一彦さん(94歳)が、同球団の名監督である吉田義男さんの訃報に対し心からの悲しみを表明しました

西宮市の自宅にて報道陣に対して語った言葉には、深い思い出が詰まっています

出会いと長い付き合い

三好さんと吉田さんの出会いは1952年の春、関西六大学リーグでの出来事でした

三好さんは神戸大の二塁手としてプレーしており、吉田さんは立命館大学の遊撃手として注目を集めていました

その実力から彼に強い印象を受け、その後の74年間にわたり友情を育むこととなります

監督就任の背景

三好さんは1984年に阪神電鉄に入社し、吉田さんの阪神入団と同期でした

1985年には、吉田さんが監督に就任し、チームを日本一へと導くこととなります

しかし、その後の1987年には「三好文書」として記録された密会を繰り返し、吉田さんの解任に至ることとなります

同志としての思い

三好さんは、吉田さんに対して「同志」と呼び、共に阪神タイガースを再建したいという思いを持っていました

最後の監督就任を果たした吉田さんに対し、感謝の気持ちを表し、「この低迷するタイガースを何とかしたいという思いはお互いに同じだった」と述べました

彼はまた、昨年12月に最後の電話を交わした時のことを思い返し、再度威厳ある姿を見ることができなかったことに胸を痛めました

三好一彦さんが吉田義男さんの訃報を受けた際の反応からは、74年という長い年月を共に歩んできた友情の深さが伺えます。監督としても球団の発展に尽力された吉田さんの存在は、阪神タイガースにとって欠かせないものでした。二人の思い出はこれからも多くのファンの心に残り続けるでしょう。
キーワード解説

  • 同志とは?:同志とは、同じ目的や目標を持って協力し合う仲間のことを指します。特にスポーツの世界では、チームの目標を共有する選手やスタッフの関係を表す言葉として使われます。
  • 監督就任とは?:監督就任とは、特定のチームやクラブの指揮を執る役職に就くことを指します。監督はチームの戦略を考え、選手を育成し、試合に臨む重要な役割を果たします。

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