春季キャンプ（沖縄・宜野座）最終日の4日、練習後の記者会見で、藤川監督の表情は冷静ながら、発言内容は厳しく、特に栄枝裕貴捕手（大卒5年目）と中川勇斗捕手（高卒3年目）に言及した
藤川監督は、「これまで主力だった選手たちは向かう先を分かっているので、球際の強さやもう一歩やらなければならないことを分かっている」と述べ、経験豊かな捕手たちと新しい捕手との間にある明確な差を指摘した
特にシートノックなどの基本的な練習で分かる「連係プレーの中でどうつなぐか」という理解が不足しており、選手たちに対して具体的な成長を求める姿勢を見せた
梅野選手（33）や坂本選手（31）といった実績ある捕手たちに比べ、栄枝や中川が示す「何を求めてそのプレーが行われているか」が理解できていないことが問題視されている
捕手は野球の司令塔とも呼ばれ、その判断力と連携力がチームに少なからぬ影響を与える
過去の岡田前監督時代から続く捕手の後継者問題が依然として解決の糸口を見出せていない中、藤川監督は「栄枝は5年目
このままでは急がなければならない」と、急務である育成の必要性を強調
それに対し、梅野が示し続ける高いレベルの成績とリーダーシップが新しい世代の捕手たちにとっての模範となっていることも指摘した
「僕の責任
反省点でもある」と自らの思いも語った藤川監督の言葉からは、選手育成に対する真剣な取り組みと焦燥感が伝わってくる
捕手という要職を担う選手たちの成長こそが、阪神タイガースにとっての未来を切り開く鍵となるだろう
藤川監督が選手たちに対して厳しい言葉を投げかけることで、育成の必要性が明らかになりました。特に、捕手はチームの重要なポジションであるため、その育成が急務であることが強調されました。監督の期待と選手たちの成長が交差する中で、今後の阪神の陣容がどう変わっていくのか、注目が集まります。
ネットの反応
阪神の藤川監督が若手控え捕手について「初心者マーク」がつく選手がいると発言したことが話題になっています
この発言に対し、ファンからは多くのコメントが寄せられ、意見が分かれていることがわかります
主な意見としては、2軍のバッテリーコーチが不十分だったのではないかとの疑問から、梅野と坂本が現在の成績にちゃんと導けていない点が指摘されています
また、経験不足を理由に若手を起用しないことに対する不満があり、他球団で実績を上げている捕手との比較が行われています
特に、DeNAの山本選手や甲斐選手のように、努力して結果を出した選手と自らの状況を重ねる意見が多いです
さらに、若手選手たちにはそろそろ一軍での経験が必要であるという声が強まっています
中川選手や栄枝選手など、期待される若手捕手が早急に成長する必要があるとの指摘もあります
加えて、藤川監督の発言には若手の奮起を期待する意図が含まれているとの解釈や、経験が足りないために成績が振るわないという分析もあり、この春季キャンプが若手にとってのターニングポイントになることが期待されています
ネットコメントを一部抜粋
2軍のバッテリーコーチは何をやってたんだとしか言いようがないな。
ファームで守備鍛えて評価を得て課題の打撃も伸ばさないと。
キャッチャー、マジで急務やな。
梅野、坂本のリード丸裸にされているから、相手チームからしたら組みやすい。
藤川監督の発言は、まさに「言われるうちが花」だと思いますね。
キーワード解説
- シートノックとは？シートノックは、守備選手がポジションごとに連携を確認しながら守備練習を行うことを指します。特に捕手にとっては、投手や他の選手との連携が求められる重要な練習です。
- 連係プレーとは？連係プレーは、チームメンバーが協力して行うプレーで、特に野球では野手全員が一丸となって守備を行う際に重要です。捕手が正しい指示を出すことで、守備が成功するかどうかが左右されます。
