特に注目されたのは、盗塁数が激減していた中野選手に対する指導である
中野選手は2021年にデビューし、新人盗塁王に輝いたが、その年の盗塁数30個から急激に数字が減少し、昨季はわずか6個の盗塁にとどまった
一方で、盗塁刺は7と、失敗が可能性を上回っている状況であった
こうした状況に悩む中野選手へ、赤星さんは「昨年の悪いイメージではなく、いいイメージを持っていこう」との助言を送った
赤星さんは盗塁に関して、「技術というより、むしろ考え方やメンタル面が大きな要素を占めている」と信じている
中野選手のように盗塁失敗が続くと心が折れることが多いが、「一度気持ちが落ちてしまうと新たに挑戦する意欲が湧かないことが多い」と説明した
だからこそ「昨年は昨年、今年は今年」とメンタルリセットを促した
また、「以前は走れていた選手であるため、自信を取り戻せば成績も復活する可能性がある」とも語り、急降下した打率の回復を中野選手に期待している様子が伺えた
今回の赤星憲広氏による中野拓夢選手へのアドバイスは、野球においてのメンタル面の重要性を再認識させます。スランプに陥った選手にとって、心の持ちようが成績に直結することを示唆しており、今後の中野選手の復調に期待が募ります。
キーワード解説
- 盗塁とは?:盗塁は野球において、バッターが打つことなく次の塁に進むことを指します。走者がピッチャーの投球を見計らい、次の塁を奪取するためにすばやく走る技術です。
- メンタルとは?:メンタルは心の状態や精神面を指します。選手のパフォーマンスにはメンタルの影響が大きく、心の状態が良いと自信が持て、より良いプレーにつながりやすくなります。