西武の今井達也投手(26)が持つスライダーを参考に、より鋭く、ジャイロ回転する変化球を習得して被本塁打数を減らしたい意向を示している
昨シーズンは先発転向1年目で7勝を挙げた大津だが、被本塁打が11本と課題を抱えていた
特にスライダーが一番ホームランを打たれる原因となっており、その改良が喫緊の課題となっている
新たな変化球習得を目指す大津
大津は「イメージは今井達也さん」という言葉で、ジャイロ回転を意識したスライダーを作りたいと考えている今井とは昨年のオールスターで変化球について話を交わし、オフには映像を分析し、試行錯誤を重ねているという
「いろいろ試してバッターに投げて、反応を見て決めたい」と意気込む
自主トレーニングと指導者の影響
さらに自身の自主トレーニングでは、オリックスの山岡投手からの教えも受けており、彼の縦スライダーに注目している新加入したばかりの上沢投手からもアドバイスをもらい、球種のバリエーションを広げる努力をしている
フリー打撃での好成績
この日、大津は打撃投手としてリチャード選手に対して22球を投じ、安打性の打球をわずか2本に抑えた初めて試した「今井スライダー」も2球試し、「球種を伝えている状態なので、今日の打者の反応はあまり参考にしない」と冷静に分析した
開幕ローテーション争い
他の先発候補には有原投手、モイネロ投手、スチュワート投手、大関投手が内定している既にローテーションの5枠が固まる中、大津は貴重な1~2枠を争う激しい争いに身を置いている
大津は「今年(ローテに)入れないと意味がない」と意欲を燃やしている
獅子のエースである今井のスライダーを参考にし、新たな武器を手に入れて開幕ローテーションに滑り込もうとする大津
この挑戦が今後どのような成果を生むのか、注目が集まる
この記事では、ソフトバンクの大津亮介投手が「今井スライダー」を習得しようとする挑戦が取り上げられています。今井投手の技巧を参考にして、より安定した球を投げるために努力している姿勢が伝わってきます。特に、昨シーズンの課題を克服しようとする意識が強く、チームのローテーション争いに向けた高いモチベーションを感じる内容です。
キーワード解説
- 今井スライダーとは?:今井スライダーは、西武の今井達也投手が得意とする変化球で、ジャイロ回転によって直進した後に大きく曲がる特性があります。このスライダーは打者にとって読みづらく、特に外角に投げることで有効性が高まります。
- 被本塁打とは?:被本塁打は、投手が投げた球がホームランにされてしまうことを指します。これは投手にとって大きな課題であり、特に変化球が原因となることが多いです。
- ジャイロ回転とは?:ジャイロ回転は、ボールが回転する際に左右のバランスが取れていて、まるでジャイロスコープのように直進性を保つ回転のことを指します。この回転により、ボールの軌道が安定し、変化球がより効果的に機能します。