春の宮崎キャンプを訪れた本紙評論家の彦野利勝さんは、1軍のひなたサンマリンスタジアムから徒歩約1キロの距離にある2軍のひなたひむかスタジアムで、石塚のフリー打撃に目を細めた
石塚選手のフリー打撃を観察する中で彦野さんは、「タイミングの取り方やバットの出し方が非常に自然体でスムーズ
特に変な癖が見られない」と高評価を下した
実際、石塚はセンター方向へライナーの打球を多く飛ばしており、「バットの出が良いため、芯で捉える打球が増えている」と分析した
彦野さんはさらに、石塚選手がティー打撃と同じようにフリー打撃でもリラックスして振れている点に感心した
「若い選手は、ケージの中でいいところを見せようと力むことが多いが、彼は無駄な力が入らずに振れている
再現性が高く、球にコンタクトする確率が上がる」と続けた
課題としては「高校卒業から1年目の選手には当然のことだが、もっと力強くなっていかなければならない」と指摘
今の力強さを持ちながらも、体をさらに大きくしていく意欲を見せた
また、石塚選手の打撃スタイルについて尋ねると、「鈴木誠也」の名前が挙がった
構えやタイミングの取り方が自然体な右打者同士として共通点があると称賛された
最後に彦野さんは、「焦らずに力をつけていけば、期待以上の成長が見込める」と楽観的な見解を示した
今後、石塚選手が坂本勇人選手の後継者として名を馳せるか期待が寄せられる
石塚裕惺選手は、フリー打撃において高い評価を受けており、彼の打撃スタイルや自然体の振り方に多くの期待が寄せられています。力強さの向上が課題ではあるものの、今後の成長が楽しみです。
キーワード解説
- フリー打撃とは？打者がティーの上に置かれたボールを自分のタイミングで打つ練習方法で、打撃の基礎を鍛えるために行われる。
- ティー打撃とは？バッティング練習の一つで、ティーと呼ばれる支えに乗せたボールを選手が打つことで、正しいスイングやミート力を向上させる練習である。
- 再現性とは？同じ動作や結果を何度も繰り返せる能力のことで、特にスポーツにおいては、運動パフォーマンスの安定性に関わる重要な要素である。
