この日は、ブルペンで捕手との距離を調整しながらの投球練習が行われ、田中投手は直球、カーブ、スプリットを投げるなど、力強い投球を見せました
投球練習の内容
練習のスタートでは、最初の10球を捕手が通常よりも約1メートル離れた位置で受け、その後、18.44メートルの距離で投げましたこれは、投手が本来の投球フォームを維持しながらも、捕手との距離を変えることで、試合さながらの状況を想定した練習です
田中投手は、計34球の直球を投げた後に、カーブを3球、さらにスプリットを2球投げ込むという内容で、合計43球の投球練習を行いました
特にスプリットは、投球時にボールが急に落ちる変化球で、多くの打者にとっては非常に打ちにくい球種です
久保巡回投手コーチとの連携
この日の練習は、久保巡回投手コーチとの二人三脚で進められ、田中投手は順調に調整を進めている様です久保コーチによる“魔改造”と呼ばれる指導法は、多くの選手から信頼を受けており、田中投手もその一人です
田中投手が春季キャンプでの投球練習で変化球を解禁したのは、今シーズンに向けた重要なステップと言えるでしょう。特に、ブルペンでの捕手との距離を変える練習は、実戦を意識した良い取り組みです。久保巡回投手コーチとの連携も、今後の結果に大きく影響するはずです。
キーワード解説
- 変化球とは?投球時にボールの軌道や速度を変える球種で、打者が打ちづらい球を投げるために使用されます。
- ブルペンとは?投手が実戦を想定して投球練習を行うための練習場所で、試合前に体調や球の状態を確認する際に利用されます。
- スプリットとは?投手が投げると急に落ちる特性を持った変化球で、打者にとっては予測が難しいため効果的な球種です。