今キャンプでは3度目のブルペン入りとなる前田投手は、打者の手元で伸びる直球やチェンジアップを交えて合計91球を投じた
佐賀県出身で、通称「MJ」として知られる彼は、開幕ローテーション入りを目指し、着実に成長を見せている
ブルペンでの様子
この日の投球を視察した小久保裕紀監督(53)は、前田投手のピッチングプランに高い評価を与えた特に、投球時の狙いや工夫が感じられたと言い、「しっかりと考えてプランを立てて投げている
制球も良く、変化球には思わず手が出てしまう」とその技術を絶賛した
前田投手は、「打者や走者を想像して投げることで、試合にスムーズに入れるようにしている」と語った
直球の進化
特筆すべきは、前田投手の直球の切れである高谷バッテリーコーチは、その直球が「前年よりも良くなっている」とコメントし、打者から見てもよく伸びる球質に驚いていた
直球の平均球速は138キロに達し、前回のキャンプからは約3キロの向上を見せた
球速は決して速くはないが、マウンドでの制球力や打者に対する威圧感を考えると大きな武器となる
育成出身としての意義
前田投手は、育成ドラフト10位でプロ入りし、昨年7月には支配下選手に昇格した若手選手である同姓の前田悠選手がいるため、イニシャル「MJ」と名付けられたが、その存在感はすでにチーム内で確固たるものとなっている
過去には育成出身の選手が開幕ローテーション入りすることもあったが、前田投手が成功すれば、球団史上6人目となる
今後の展望
現在、開幕ローテーション入りが有力視されているのは、有原、モイネロ、スチュワート、大関、上沢の5選手小久保監督は「競争は期待している」とコメントし、前田投手にとっては狭き門であることを示唆した
しかし、「仕上がりは順調だ」と自信を覗かせる前田投手は、「MJ」という愛称での地位確立をも目指している
前田投手の成長は目を見張るものがあります。彼の努力と戦略眼が試合にどのように反映されるか、また開幕ローテーション入りが実現するか、今後の展開が楽しみです。
ネットの反応
ソフトバンクの前田純投手に関するファンのコメントは、彼に対する高い期待感と称賛にあふれています
多くのコメントでは、前田投手が持つ制球力や、技巧派としての強みが強調され、特にそのチェンジアップの切れ味に対する称賛が目立ちました
投手としての成績や成長を見守るファンからの暖かい声が寄せられています
特に、育成から這い上がってきた前田投手を応援するコメントも多く、昨年の日本シリーズでの悔しい思いを晴らし、さらに飛躍することを期待しているファンが多いことがわかります
ネットコメントを一部抜粋
前田投手、楽しみだな。今年はぜひローテの一角を勝ち取ってほしい。
背が高く制球力があり、ストレートの回転が良くて、チェンジアップがキレキレの左腕。
小久保監督が評価してるんだから相当良い状態なんやろな。
高谷コーチのホップする直球のコメントを見て、色々工夫してやってるんやなあと思った。
今年の更なる飛躍に期待したいです。
キーワード解説
- ブルペンとは?:選手が屋外または屋内で投球練習を行うための専用の場所で、試合中のピッチャー交代時に登板準備をすることが多い。
- 直球とは?:投球スタイルの一つで、ボールをほぼ真っ直ぐ・速く投げることを意味し、一般的には最も基本的かつ強力な球種です。
- チェンジアップとは?:直球に見せかけて投げる変化球で、打者がタイミングを合わせるのが難しくなるため、効果的な打者を打ち取る手段として利用されます。