この二人は日本生命の先輩・後輩としての絆だけではなく、特別臨時コーチとしての指導を受けた師弟関係でもある
意義深い再会
福留氏は、「こうして会うのは去年の12月以来だっけ?」と声をかけ、石伊もその場の雰囲気を楽しんだ彼はサインなどの業務が続いた中で、再会を喜んだ様子だ
「背番号も福留さんが最後につけられた9番
その瞬間に『あ、福留さん』って思いました」と石伊
福留氏は、ドラフト指名が1、2巡遅いと感じていたことを明かした
指導を通じての成長
福留氏は「第一印象は『これまであまり練習してないな』」と感じていたという加えて、「数をしっかり振ろう」との指導が、石伊にとっては厳しいものであったとのこと
福留氏は選手全員に36インチのマスコットバットを渡し、その効果について語った
これは遠心力を使う技術を習得するための道具である
打撃に対する信頼
対談では、石伊が使用するバットの重さについても話題に上がり、福留氏は「軽すぎるとプロの球の力に負けてしまう」とアドバイスした石伊は「ブルペンでプロの球を捕ることで目が慣れる」と、自信を示した
福留氏も捕球が打撃練習にも役立つことを解説した
今後の展望
石伊は社会人野球から社会に出たばかりだが、プロの環境で球の質や変化を感じ取っているこれからの成長に期待される中、福留氏からの大きな支持を受けて、開幕スタメン奪取に意気込んでいる
石伊捕手と福留氏の対談からは、野球における師弟関係や実際の練習内容が浮かび上がりました。特に、福留氏の実践的な指導法や石伊の誠実な姿勢は、今後の成長に大いに影響を与えると考えられます。また、マスコットバットを用いた技術指導は、プロの厳しさを物語っています。
キーワード解説
- 捕手とは?:野球のポジションの一つで、投手が投げたボールを受ける役割を担う選手のこと。
- ブルペンとは?:試合中にリリーフピッチャーが準備をするために使われるエリアのこと。
- 遠心力とは?:物体が回転運動をしているときに外側に働く力のことで、バットを振る際のスイングに影響を与える。
- マスコットバットとは?:通常のバットよりも重くて長いバットのことで、選手がスイングの感覚を養うために使用する。