昨季は最下位から2位に躍進したチームがその勢いを維持する中、新庄剛志監督は「143試合を8人で回したい」という構想を掲げています
その中で、二塁手と外野手のレギュラー候補として注目されているのが、上川畑大悟内野手と浅間大基外野手です
上川畑は3年目の昨季、106試合に出場し、打率2割48分を記録しました
特に、クライマックスシリーズ(CS)期間中には、きわどい当たりを難なく処理する守備力でチームのピンチを何度も救いました
ロッテとのCSファーストステージでの“影のMVP”としての存在感が際立っています
一方、浅間も昨シーズンは怪我に悩まされながらも、49試合の出場で存在感を示しました
特に、CSファーストステージ第2戦における延長10回の劇的なサヨナラ打は、その力強さを印象付けるものでした
今オフの自主トレ期間中には、二人は一緒に多くの時間を過ごしたといいます
上川畑は「お互いに今までやってきている
大基も自主トレでいろんな知識を持っていて、教えてもらいながら意見交換していた」と振り返りました
互いの名前から「大ちゃんズ」と名付けられたこのコンビは、時に照れくささを見せながらも、確かな友情を築いています
上川畑は、「親友のような感じ?」との質問に「どうなんですかね
でも仲はいいですよ」と笑顔を見せ、浅間も人見知りという共通点があるため、親しくなるためには時間がかかったと語ります
そんな「大ちゃんズ」は、来年度には29歳を迎える年齢です
万波や清宮といった20代中盤の選手が多く揃う中、上川畑と浅間がレギュラーとして出場すれば、チームのバランスが良くなることが期待されています
二軍キャンプで調整中の彼らの活躍が、日本ハムの順位を押し上げることが期待されています
(記者コラム・田中健人)上川畑大悟選手と浅間大基選手は、互いに信頼関係を築き上げながら成長を目指す姿勢が素晴らしいです。特に自主トレーニングを共にすることで、技術的な向上にとどまらず、お互いの人間関係の深化も見られます。今後のチームでの活躍に期待が高まります。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ(CS)とは? クライマックスシリーズは、プロ野球のプレーオフの一つで、レギュラーシーズンの上位チームが優勝を争うトーナメント形式の試合です。
- 打率とは? 打率は野球において、選手が打席に立った際にヒットを打った割合を示す指標で、数値が高いほど打撃力があることを示します。
- サヨナラ打とは? サヨナラ打は、試合の最終回に相手を上回る得点を入れるヒットや本塁打を指します。この結果、試合が終了し勝利を決定づけます。