宮崎でのライブBPに初登板
ソフトバンクの2年目左腕、前田悠投手が宮崎で行われた春季キャンプの実戦形式「ライブBP」に初登板しましたライブBPとは、投手が打者を相手に実戦に近い形で投球を行うトレーニングで、投手の実力を試す重要な場面です
この日、前田投手は最速142キロの直球と多彩な変化球を駆使し、打者8人に対して計30球を投げ、被安打2という好成績を収めました
安定した投球と課題
前田投手は、先発ローテーションの5番手として他の競争相手に名乗りを上げました特に注目すべきは、栗原選手を相手にした場面です
栗原選手は、前の打席で3打席連続でヒットを放っていた実力者ですが、前田投手は巧みな変化球を使い、チェンジアップで抑えることに成功しました
これは前田投手の持ち味が生かされた瞬間です
オフの自主トレーニングの成果
オフシーズンには、米メジャーリーグで活躍している今永選手や千賀選手に指導を受け、脱力して投げることの大切さを学びましたその成果がこの日の投球に表れ、「取り組んできたことをしっかり出して、打者と勝負できた」と語る前田投手は、自信を深めました
期待の声と課題への指摘
しかし、登板後には倉野投手コーチから「うまさよりも強さを出してくれ」という具体的な指摘も受けましたシーズン初頭のこの時期、打者が投手の投球に慣れていないため、投手側が優位に立つことが期待されます
前田投手が求められるレベルが高い背景には、プロの舞台で大きく成長してほしいという期待が込められているのです
前田悠投手の登板は、大きな期待感を抱かせるものでした。特にライブBPでのパフォーマンスは、先発ローテーションを目指す上での大きなステップとなります。今後も彼の成長に注目したいと思います。
キーワード解説
- ライブBPとは? ライブBPは、投手が実際の打者を相手にして行う実戦形式の練習で、投手の実力を測る重要な手段とされています。
- チェンジアップとは? チェンジアップは、速球と比較して球速を落とし、打者のタイミングを外すために使われる変化球です。