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日本ハム・北山が直球向上に手応え、18日の練習試合が初実戦に

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日本ハムファイターズの投手、北山亘基(25)が12日、沖縄・名護にてブルペン投球を行い、自身の直球の完成度に手応えを示しました

この投球練習では、特に直球に角度を付けるために、昨オフから取り組んできた「ボールに指を乗せてリリースする感覚」を磨いてきたことがポイントです

今季初の実戦登板は、18日に行われる中日との練習試合(北谷)での予定です

直球のリリース感覚を追求

北山が求めるのは、リリース時にボールに指が「乗る」という感覚です

この感覚は、昨年良好な成績を残した際に得たもので、彼は常にそれを発揮できるよう、指先の技術を磨いています

リリース時の技術

彼は「真っすぐを投げる際に、ボールの上に指が乗る感覚が重要です」と説明しており、これまではボールを指に掛ける意識が強かったため、直球が高めに抜けるケースが多かったと振り返りました

しかし、最近はボールに指をかぶせるようにリリースする方法を採用することで、直球の角度が増し、「低めに強いボールを投げられるようになった」と自信を見せています

変化球にも良い影響

また、直球のリリース感覚が改善されることで、「これまでカットボールやフォークボールを曲げようとした結果、真っすぐと同じ投げ方で変化するボールになった」という副産物も得ました

カットボールについては特に良い手応えを感じているようです

実践で高めるスキル
この日のブルペン投球では、カットボールなどを含む64球を投げ、捕手のミットを力強く叩くパフォーマンスを披露しました

北山は「オフに取り組んできた成果を、対打者で出す過程として今日は良い投球ができたと思う」と振り返り、実戦に向けた準備が進んでいます

続く18日の練習試合では、昨季14試合で5勝を挙げた北山が、開幕ローテーション争いに向けて実力を示す絶好のチャンスが待っています

ぜひ、この新たな感覚で成績を向上させてほしいものです

北山選手の取り組みは、単なるスキル向上にとどまらず、投手としての成長に直結しています。直球の精度が上がれば、変化球もより効果的になり、攻撃面でのアドバンテージを生むことが期待されます。この調子でシーズンに臨めば、昨季以上の活躍が見込まれるでしょう。
キーワード解説

  • ブルペン投球とは?:投手が試合の前に行う投球練習のことで、通常は打者が立たない状態で行われます。
  • 直球とは?:ストレートと呼ばれる投球で、最も基本的なボール。投手の速さや正確さを試す大切な球種です。
  • リリースとは?:ボールを投げる際に指からボールが離れる瞬間のことで、このタイミングが投球の質に大きく影響します。
  • カットボールとは?:ストレートに似た直球ですが、わずかに変化するボール。打者を惑わせるための重要な球種です。

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