阪神・ネルソン、初実戦でコントロール課題も今後の成長に期待

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【記者:亀山つとむ】阪神タイガースの新外国人投手ネルソンが、沖縄・宜野座で行われた春季キャンプにて初めて打者相手に投球を行い、コントロールに課題が残ったと報じられた

初めて日本のマウンドとボールを体験したことを考慮に入れれば、今後の実戦でどの程度精度が向上するかが注目される

ネルソンの特徴と課題

ネルソンの持ち味は、ナックルとチェンジアップという特殊な球種を使った多彩なピッチングである

ナックルは捕手が球を受け止める際、回転が少なく打者が打ちにくい球であり、チェンジアップは速球と比較して速度が落ちることで打者のタイミングを外す効果がある

これらの球種を効果的に使うためには、投球コースを工夫することが不可欠とされている

日本のバッターは厳しいコースに対して手を出しにくいため、打者のタイミングを外すためには柔軟な変化を加えることが重要である

グラブのサイズに疑問

また、ネルソンが使用しているグラブのサイズについても注目される

彼は身長1メートル85センチで体重92キロと大柄であるにもかかわらず、グラブが小さめであるため、多彩な変化球を使う際には握りの変化を相手に見抜かれにくくするためにも、より大きなサイズを使用することが望ましいとの指摘もあった

握りのクセを悟られないようにするための確認作業は必須である

ネルソン投手が初めての実戦でコントロールに難しさを感じたことは、全く新しい環境であることを考えると理解できることである。今後の実戦でどれだけ成長できるかが期待される。
キーワード解説

  • ナックルとは?  ナックルとは、回転が少ない球で、打者に対して非常に難しい球種です。バッターはスイングのタイミングを合わせにくくなります。
  • チェンジアップとは?  チェンジアップは、速球と比べてスピードが落ちることで、打者のタイミングを外す球種のことです。打者が速球に合わせてスイングすると、ボールにうまく当たらないことがあります。

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