阪神・ネルソン投手、春季キャンプでの実戦形式登板で順調な仕上がり

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阪神タイガースの新外国人右腕、ニック・ネルソン選手(29歳・前フィラデルフィア・フィリーズ)が、春季キャンプ地沖縄・宜野座において来日初の実戦形式登板となる「ライブBP」に臨みました

12日に行われたこの日、彼は25球を投じ、高寺選手や井上選手などの若手選手を相手に投球しました

ネルソン選手は、ストレートやカーブ、スライダー、チェンジアップに加え、必殺の「ナックル」と呼ばれる球種を投げ込みました

ナックルとは、バッターのタイミングを狂わせるために投げられる球で、ボールがまるで不規則に動くのが特徴です

この日の投球では、安打性の当たりが1、2本程度と、非常に安定した内容であったと報告されています

ネルソン選手は、「出来としては悪くなかった

今後もしっかりとシーズンへ向けて準備したい」と手応えを感じている様子です

また、阪神の首脳陣や球界のOB、評論家たちからも「一軍戦力として十分に期待できる」と高い評価を受けています

特に、最速158キロの直球を持ち、多彩な変化球を操る点が評価されています

ネルソン選手を支える存在として、元阪神投手のジェフ・ウィリアムス駐米スカウト(52歳)がいます

彼は、伝説のリリーフユニット「JFK」の一員として知られており、現役時代には阪神ブルペンで活躍しました

ネルソン選手は、「来日する前からいろいろ相談に乗ってもらっていた」と述べ、NPB(日本プロ野球)の練習量やコンディショニング、日本のバッターへのアプローチなど、さまざまなアドバイスを受けていることを明かしました

また、藤川球児監督もナビゲーター的な存在で、日米球界の違いや、キャンプで取り組むべきことについて色々と教えてくれています

ネルソン選手は、「契約の段階から藤川監督に多くの話を伺っている」と強調しました

藤川監督自身も、異国での経験を通じて新加入選手たちへのサポートを重視しているとのことです

春季キャンプの日程も約半分が終了し、これから本格的な対外試合への登板やシーズン本番での活躍が期待されます

ファンにとっても、ネルソン選手のプレーを楽しみにしている方が多いことでしょう

阪神の新外国人選手が日本のプロ野球に適応しつつある様子が伺えます。特に、ネルソン選手は春季キャンプでのパフォーマンスから、一軍での戦力として期待されており、将来の活躍が楽しみです。彼を支える周囲の人々の力も重要で、特に藤川監督とウィリアムス氏のサポートが良い影響を与えていることが伝わってきます。
キーワード解説

  • ライブBPとは?:ライブBPとは、ブルペンで投手が実際の打者を相手に投球する練習形式のことを指します。これにより、投手は実戦に近い状態での投球感覚を養うことができます。
  • ナックルとは?:ナックルとは、投球時にボールが不規則に動き、バッターが打ちづらくなるようにする特別な球のことです。ナックルボールとも呼ばれ、選手によって投球が難しいとされています。
  • NPBとは?:NPB(日本プロ野球)は、日本のプロ野球リーグのことを指します。日本におけるプロ野球の最高峰のリーグであり、多くのファンに支持されています。

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