今回の試合は、四国アイランドリーグ(IL)・徳島との練習試合で行われた
試合は7回、リリーフ登板した川下将勲投手(19)が先頭打者に安打を許し、続いて登場したのが藤原佑外野手(18)であった
藤原選手は、昨年の夏の甲子園で大社高(島根)の主力選手として、チームを93年ぶりの8強入りに導いた選手であり、その名は「大社旋風」として広がった
川下投手も、「名前は聞いたことがあります」と、藤原選手の実績を認めた
藤原選手はリードを取り、2球目に二盗を試みた
藤原選手は良いスタートを切ったものの、川下選手のクイック(投手が投球する際の素早い動作)によって捕手・古市尊(22)の送球が素早くなり、二塁の野村大樹内野手(24)が見事なタッチでこの盗塁を阻止した
NPB(日本プロ野球)の意地を見せ、若手バッテリーが成果を上げた
また、同じく甲子園で話題となり、初優勝を果たした京都国際から西武に加入した沢田遥斗外野手(18)も試合に途中出場
最終回には同点のピンチを迎えたが、彼は素晴らしいバックホームでアウトを取り、華々しい実戦デビューを飾った
この試合は、若い選手たちの潜在能力を示す好機となり、今後のシーズンに向けて良い弾みとなるに違いない
今回の試合は、西武の若手選手たちが持つポテンシャルを思い知らされるものでした。藤原選手の盗塁試みを阻止した川下投手と古市捕手、さらには沢田選手のバックホームといったプレーは、今後のシーズンでの活躍を期待させるものでした。
キーワード解説
- リリーフ:試合中に交代して投げる投手のことで、主に先発投手の後を担当し、相手打者を抑える役割を担う。
- クイック:投手が走者との対峙において行う素早い投げ方のことで、走者の盗塁を防ぐために重要な技術。
- バックホーム:外野手がボールを持って本塁へ向かって返球するプレーのこと。特に重要な場面で行われる。