曇り空の下、阪神の門別啓人投手(20)が、藤川阪神の初陣で先発を務め、2回を無安打無失点という素晴らしいパフォーマンスを見せた
「真っすぐで空振りもファウルも取れましたし、内容的には良かった」と手応えを語った
これにより、シーズン開幕を前に好スタートを切った
注目の対決から始まった練習試合
試合初回、注目の対決が展開された楽天のドラフト1位・宗山(明大)が登場すると、スタジアム全体から拍手が送られる
宗山選手はデビュー戦で2打数2安打の活躍を見せた選手であるため、その注目度は高い
門別投手は思い切って直球勝負を選び、宗山からプロ初アウトを奪った
ピンチを乗り越えた冷静さ
その後、門別投手は一失策と四球による1死一、二塁のピンチを迎えたしかし、彼はフランコ選手をフォークで空振り三振にし、その後鈴木大選手を二ゴロに斬るという冷静な対処を見せた
藤川監督は「順調に成長してくれている」と評し、特にピンチでの落ち着きを高く評価した
変化球と直球の組み立て
2回目の登板では、直球を主体にしながらも変化球を使用し、坂本捕手とのコンビネーションも冴え、三者凡退に抑えた本人も「試合でもああいう感じでいけたらいいなと思います」と話し、昨季からの成長を感じ取っている様子だ
今後の期待と目標
バックネット裏では広島のスコアラーが「門別、いいですねローテに入る可能性はあると思いますよ」と警戒していた
昨シーズンは5試合での登板にとどまり、プロ初勝利はなかったが、今年は大きな期待を寄せられている
最速148キロの直球と変化球は精度が上がり、さらなる成長が期待される
「本当に順調だなって感じはしている
これからもっと出力を上げていけたら」と語る門別投手の言葉には、開幕ローテーションの枠を超えた大きな夢が込められている
この記事では、門別啓人投手が練習試合で見せた素晴らしい成績について詳しく報じられています。特に彼のピンチの場面での冷静な投球や相手打者への対応は、今後の成績に対する期待を高めています。さらに、チーム内でのローテーション争いが今後どのように進展するのか、興味深いところです。
キーワード解説
- 真っすぐとは?直球のことを指し、投手が最も基本的かつ多く使う投球です。速さや正確さが求められ、打者にとっては最も打ちやすい球ですが、力強さも重要です。
- フォークとは?フォークボールのことで、通常の直球よりも高い位置から落ちる球です。打者にとっては打ちにくく、空振りを奪いやすい球種として知られています。
- ローテとは?先発投手の順番を指す用語で、チームが勝利を確実にするために重要な役割を果たします。このローテーションに入ることは、主力として期待される証となります。