柴田は「1番・DH」として先発出場し、打席に立ったのは初回の先頭だった
初打席では、阪神の投手・及川の外角直球を見逃してストライクを獲得したが、続く2球は高めの直球に対してハーフスイングをした上、外角低めのスライダーに対しても空振りし、結果的に3球三振となった
プロ初の実戦で直面したのは、実績のある左腕の投球であり、柴田は「本当にプロの世界は違う」とその違いを実感した様子だ
柴田は投打に高いポテンシャルを秘め、二刀流としての育成が期待されている18歳
実際のところ、同選手は15日の紅白戦において、左中間への大飛球を放ち、その非凡な実力を証明していた
しかし、この日の対外試合では、自らの力が足りなさを痛感させられる結果となった
本人は、「プロの配球はアマチュアとは違う」とその課題を挙げ、「早く慣れていきたい」と意気込みを示した
稲葉篤紀2軍監督は、左投手に対する柴田の反応を見るために「1番」に起用したと説明
「初めての球だし、左（投手）に対しては多くのことを感じることができた」との評価を語り、柴田にとっては貴重な経験となったことを強調した
監督は、プロのスピードや変化球のキレを体験することで、徐々に慣れていく過程についても期待を寄せている
柴田選手のプロ初の実戦は、期待される若手選手としての成長過程を示すものでした。直面した困難から多くを学び、今後の活躍に期待が高まります。彼の経験は、同じような道を歩む若者たちにも良い指針となるでしょう。
キーワード解説
- ドラフト1位とは？プロ野球の選手選定において最も注目される重要な選手で、特にチームの中で期待値が高い選手が選ばれます。
- DH（指名打者）とは？野球のポジションの一つで、投手以外の打者が打席に立つ役割を担う。一般的にバッティングに特化した選手がこの役割を果たします。
- 三振とは？バッターが投手の投球を打ち損じて出塁できない状態のこと。通常、3度のストライクを取られることで三振が成立します。
- 配球とは？投手がバッターに対してどのような球種を投げるかを決める戦略。バッターの打撃傾向や投手自身の得意とする球によって変わります。
