オリックスのドラフト4位・山中(三菱重工East)が、「7番・右翼」でオープン戦初出場を果たし、決勝打を含む2本の適時打を放ち、岸田新監督に初勝利をもたらした
山中選手は試合後、「やってきたことが間違ってなかったのを実感する試合になりました」とコメントし、アマチュア時代から力を入れてきた積極的な打撃を貫いて快音を響かせた
試合の流れと活躍
試合はオリックスのペースで進み、山中は2回に無死一、三塁というチャンスで、右腕・伊藤の初球141キロを右前に適時打さらに、3回1死一、二塁ではNPB通算135登板の左腕・浜口からも再び初球を打ち、中堅左へ適時打を放った
今春の実戦5試合で打率は驚異の・600(10打数6安打)を記録しており、チャンスを活かす力を証明している
しかし、山中選手は「芯で捉えた打球は少ないので、調子がいいとは思っていない
よりいい結果を求めてやっていかないといけない」と謙虚な姿勢を崩さなかった
捕手から右翼手への転身
本来は捕手登録の山中だが、昨季はポジションごとに最多の13人が守った右翼で躍動している岸田監督も「チームにもいい刺激になっているんじゃないですか」と山中の存在を高く評価した
「当然開幕1軍は目指していますし、チームに欠かせない選手になりたい」と抱負を語る一方で、青学大の先輩である杉本選手との定位置争いにも触れ、「他の選手の方々と比べてもしょうがないと思うので
自分の精いっぱいのプレーをすることに尽きる」と意気込みを見せた
九里投手の好投
また、この試合では九里選手も先発として移籍後初の対外試合に臨み、2回で3三振を奪うなど、2安打無失点と上々の結果を残した「新しいユニホームで投げる喜びもありながら、何とか0点に抑えられたのはよかった」と自身の成長を実感していた
森選手とバッテリーを組んだものの、サインミスがあった場面もあり、「意思疎通がしっかりできる状態でシーズンに入っていければ」と今後に向けた意識を口にしていた
オリックスの若手選手の活躍は、チームにとって非常に喜ばしいニュースです。特に山中選手の打撃力の向上が開幕1軍入りのカギとなることが期待されます。また、九里投手も好調を維持しているようで、今後の試合でもそのパフォーマンスが求められます。
キーワード解説
- オープン戦とは?オープン戦は、プロ野球シーズン開始前に行われる試合で、選手の調整やチームの戦力確認を目的としています。
- 積極打法とは?積極打法は、打者がボールをしっかりと捉えようとするアプローチで、初球攻めや積極的なスイングが特徴です。