松本は、許した安打が内野安打の1本のみという非常に安定した内容で、初の対外試合で気持ちのズレがあったものの、2イニング目に早速修正した様子を見せた
自己成長の実感
試合後、松本は「自分の中で成長した部分だと感じた」と語り、オフに重視して取り組んだメンタル面での手応えを感じていると述べた特に、ピッチングの際に自身の感情をコントロールすることが、試合のパフォーマンスに影響を与えるという理解が深まったようだ
戦術的な工夫
2イニング目の8回、松本は走者がいない状況で急にクイックPitch(クイック投法)で投げる場面も見られた彼は「昨年からやってきた取り組み」としつつ、「打者の嫌がることをやりたい」と意図を明かした
クイック投法とは、ランナーがいるときだけでなく、緊張感を持たせるために用いる投法で、打者にとって嫌な間合いを作る狙いがある
大物選手からの影響
松本は、今季日本球界に復帰する大物助っ人、バウアー選手を引き合いに出しつつ、「あれだけレベルの高い投手でも急にクイックで投げたりというのをやっている僕みたいなへぼピッチャーがやらないとダメでしょ」と謙遜しながらも、その成長の実感を強調した
彼のピッチングスタイルの変化と成長は、今シーズンの大きな期待を感じさせるものである
松本晴選手がオープン戦で見せた無失点ピッチングは、彼の成長を強く印象づけるものであり、戦術的な工夫やメンタル面での強化が功を奏した結果だといえる。彼が今後も成長し続ける姿を楽しみたい。
キーワード解説
- クイック投法とは?急速で投げる投法のことで、主に走者がいる状況で用いられますが、松本選手は緊張感を持たせるために無走者の際にも使っています。
- メンタル面とは?選手が試合中に感じる心の状態や精神的な強さのことを指し、松本選手はこの部分の成長を特に意識しています。