昨年のオフ、藤川監督が岡田彰布氏から指揮を引き継いで以来、若手選手の起用を優先しつつ、独自の視点を持つ指導法を模索している
キャンプ中の取り組みと課題
藤川監督は、高知・安芸で行われた秋季キャンプから精力的に活動を開始したキャンプでは、「若手の起用を優先する」と明言し、2025年の春季キャンプでは、その動向に注目が集まっている
しかし、巨人OBの広岡達朗氏は、藤川監督の指導力を見極めるために慎重な観察を続けているという
守備の重要性と現状
藤川監督体制の下での守備には課題があるシートノックにおいて、内野と外野の連携に不安が見られ、広岡氏は「多くのワンバウンドやスリーバウンドの送球が見られた」と指摘する
昨季の阪神の失策数はリーグワースト2位の85回で、守備の意識を高める必要性が強調されている
甲子園の特性と守備の難しさ
阪神の本拠地・甲子園球場は、土の内野と天然芝の外野を特徴とし、ボールの動きが予測困難である広岡氏は「甲子園ではイレギュラーな動きが多く、守備の意識が不可欠だ」と語り、特にシートノックの重要性を訴えている
人工芝の球場とは異なり、自然条件が守備に影響を与えるため、選手たちの対応力が試される
藤川監督の指導下で阪神の守備がどのように改善されるかは、今後のシーズンでの成績を大きく左右する要素となる。広岡氏の指摘からもわかるように、甲子園の特性を考慮した守備の見直しが急務となっている。若手選手の育成とともに、守備力の向上が期待される。
ネットの反応
藤川球児監督の指導スタイルに関して、ネット上では多くのコメントが寄せられています
特に、ヘッドコーチを置かないことに対する懸念が多く、監督が現場未経験であるためにリスクが高いとする意見が目立っています
一部のコメントでは、過去に阪神の監督を辞退した元指導者には意見を求めたくないという声もありました
また、守備についても指摘があり、選手の守備力が低い中で「ケースバイケース」の方針はリスクが高いと危惧する意見が多く見受けられます
さらに、藤川監督自身がコーチ経験がなく、スランプ時にどのように選手を支えるのかに疑問を持つファンも存在します
具体的には、外野のカットプレーの重要性や、選手が迷わないようにする指導方針が求められています
その一方で、藤川監督のビジョンに期待する意見もあり、選手任せのスタイルがうまく機能するか注目されている部分もあります
ヒントとして、本人の思いや意図を選手に伝えられる役割のコーチが必要ではないかと指摘する声もあり、監督としての自身の理念を貫くことができるかどうかが課題となっています
総じて、藤川監督の未来に期待する声と、現実の戦力や指導体制に対する不安感が交錯している状況が伺えます
ネットコメントを一部抜粋
あえてヘッドコーチを置かなかったのは、各担当コーチとコミュニケーションを多くとることが重要と考えているからでは。
広岡さんは阪神に対して岡田贔屓だからな。
うるさいわ。
守備一つにしてもなぜケースバイケースにするのかホンマにわからない。
藤川監督はコーチ経験もなしにいきなり監督になったから、スランプに入ると泥沼に落ち込んでしまいそう。
キーワード解説
- 藤川球児とは? 阪神タイガースの元投手で、昨年オフに監督に就任した。多様なリーグでの経験を持つ指導者である。
- シートノックとは? 試合前の守備練習で、選手が守備の連携やプレイを確認するための重要な時間である。
- 失策とは? 守備のミスで、バッターをアウトにできず、余分なランナーを出してしまう行為を指す。

