沖縄の石垣島で行われたキャンプのブルペン練習では、力強いストレートを披露し、さらには2月18日に行われたスワローズ戦では初めての対外試合に登板、3回を無安打・無失点という素晴らしい成績を残した
田中晴也選手の成長に大きく寄与したのは、プロ1年目のオフに自主トレを共にした先輩、西野勇士投手からの貴重なアドバイスだ
西野選手は「キャッチボールが一番大事なトレーニング」と言い、田中選手はその言葉を今でも大切にしているという
キャッチボールが選手を育てる
田中選手は、「それから意識が変化した自分にとって大きな変化だった」と感慨を示している
実際に西野選手とキャッチボールを行った際の経験も語り、少しの動作やラインにまで気を配るその姿勢に驚いたと述べている
これまで「ブルペンやマウンドでいい球を投げたい」と思っていた田中選手の意識は、キャッチボールを通じて根本から変わったのだ
自主トレとさらなる成長への道
オフ期間中に何をするべきか迷っていたという田中選手が、西野選手にトレーニングをお願いした経緯も語った西野選手のストレートとフォークに影響を受ける中で、自分自身のピッチングスタイルとの共通点を感じ、尊敬の念を抱きながらトレーニングを重ねていった
昨シーズンの成果と今年の目標
昨シーズンには4試合で先発し、1勝1敗、防御率1.80という結果を残した田中選手だが、今年に入ってからはさらに高みに挑もうとしている1月には西野選手に誘われ、アメリカ・アリゾナでトレーニングを行い、投げ方の動作解析やメカニックについて学んだ
その経験を経て、田中選手は「自分の思い通りのいいストレートが投げられている」と自信を語っている
期待される開幕ローテ入り
3月のオープン戦において、「ゾーンの中で自分の自信のあるストレートを投げ込みたい」と意気込む田中晴也選手目指すは開幕ローテ入りと、年間を通じた活躍だ
背番号「35」を背負う彼の未来は、ますます明るくなっている
田中晴也選手の成長は多くの選手にとっても刺激となるだろう。特に先輩からの直接的な指導が彼の技術向上につながった点が興味深い。キャッチボールの重要性を再認識させられる内容も印象的だ。プロ野球選手としての自覚と努力が確実に実を結んでいる様子が伺える。
キーワード解説
- ブルペンとは?:ブルペンは、試合中に選手が準備を行う場所で、主に投手がウォームアップをするために使われます。
- 防御率とは?:防御率は、投手がどれだけ効率よく得点を防ぐことができたかを示す指標で、低い数字ほど良い成績を示します。
- 動作解析とは?:動作解析は、選手の投球フォームや動きの改善点を科学的に分析する手法で、パフォーマンス向上に役立ちます。