この試合は、今井が2年連続の開幕投手に向けた重要な調整の一環である
新球ツーシームへの挑戦
今井は、キャンプ中に取り組んできた脱力投法を駆使しつつ、新たに習得したツーシームを試し、その効果を確認したこのツーシームは、球の縫い目を利用し、ボールが空気中で変化することで予測を難しくする球種で、特に右打者に対して内角を攻めるのに効果的だ
初回からの好スタート
試合の初回、今井は3者連続三振という素晴らしい立ち上がりを見せる対戦した選手の5番打者には、ツーシームを投げ込み、打者をプレッシャーにさらした
この場面について「いい曲がり方をしている
新たに投げ始めたボールなので良かった」と自己評価を下す
将来に向けたビジョン
昨シーズンは159キロを計測した直球を武器に、187三振を奪い初の奪三振王に輝いた今井は、「次の目標は200奪三振だ」と意気込む新球ツーシームはスライダーと逆方向に変化し、決め球を生かすための鍵と位置付けている
期待されるさらなる進化
練習試合を通して「キャッチボール投法」にも挑戦し、脱力フォームで投球することで打者のタイミングを狂わせる効果を見せた西武の西口監督は「言うことがない」と彼のフォームを賛辞
今井自身も新たな球種を得て、さらなる成長を誓った
今井の成績と今後の展望
今井はプロ5年目で、年々平均球速が上昇している特に昨年の公式戦で159キロを記録し、今年は160キロへの到達を目指している
キャンプ中も「6、7割ぐらい」とリラックスした状態で投げたにもかかわらず、最速156キロを計測し、そのポテンシャルの高さを証明した
今井投手は、今後とも自身のパフォーマンスを進化させ、開幕投手としての役割を果たしていくことが期待されている
西武の今井達也投手は今季初の実戦で韓国・斗山相手に好投を見せ、新球ツーシームの効果を実感しました。キャンプでの調整も功を奏し、開幕に向けた期待が高まります。
キーワード解説
- ツーシームとは?
- 脱力投法とは?
- 奪三振王とは?