通常、開幕と同時にアーケードに掲示される「マジック」ボードは、公式戦の残り試合数を示すもので、阪神が負けた日は数字を減らさず、勝った時にまとめて減る仕組みとなっていますが、今年は特別な事情があるようです
実は、商店街のマジック数字が早くも1ケタに減少しているのは、阪神タイガースの二軍新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」のこけら落としに向けたカウントダウンなのです
この新施設は、尼崎市内に位置し、甲子園球場と同じ形状の「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」を中心に選手寮、室内練習場、トレーニングルームが整備されています
地元の記者は、「この新スポットは、年間約14万人の来園者を見込んでいる北部の象徴的な公園に新しい野球場を設置するためのもので、地域経済に大きな影響を与えるでしょう」と期待を語っています
施設オープンに先駆け、昨年11月20日からは「開業までのマジック100」が掲示され、3月1日のオープニングゲーム(阪神対広島戦)に向けて毎日数字が減少しています
さらに、尼崎市は選手との交流イベントなども行うことで、年間30万人以上の来園者を見込んでおり、地域に新たな流れを生むことが期待されています
尼崎中央三丁目商店街の理事長である寺井利一さんは、「ファームの試合を観戦した後、商店街に足を運び、そこで優勝マジックを楽しんでもらえるのではないか」と話し、経済効果への期待を寄せています
プロ野球の開幕と新たな施設の開業が重なることで、地域の経済と文化がどのように変化していくのか、今後の展開に注目です
阪神タイガースの新たな施設開業に向けた取り組みが着実に進んでいる様子がうかがえます。新施設が地域に与える影響や、商店街での経済効果に対する期待感はとても高く、多くの人々がこの変化を楽しみにしていることがわかります。
キーワード解説
- ゼロカーボンベースボールパークとは?地域に新たな体育施設として、野球場や練習設備を持ち、環境への配慮がなされたプロジェクトです。
- マジックとは?プロ野球の試合で、チームが優勝するために残り必要な勝利数を示す数字のことを指します。

