今回のプロジェクトは、日本を代表するフォントメーカーである株式会社モリサワとの協力によるもので、両社の代表者が式典に出席しました
フォントの特徴とその制作背景
お披露目された「甲子園フォント」は、視認性が高いUD(ユニバーサルデザイン)フォントを基にしており、これまで甲子園で使用されていた伝統的な「甲子園文字」の特徴を織り交ぜている点が特筆されますこの「甲子園文字」は、電光掲示板が登場する84年以前に、文字職人が手書きで作成したもので、豊かな筆の勢いが込められています
モリサワの森澤彰彦社長は、「このフォントを通じて、新たな名勝負や名選手たちと共に歴史を刻んでいくことを願っています」と語っています
今後の使用予定
この「甲子園フォント」は、2025年3月4日に行われる中日とのオープン戦から使用がスタートし、今後、甲子園で行われる全ての試合で見ることができる予定ですこの甲子園フォントは、文字デザインに歴史ある伝統を反映させつつ、現代の視認性にも配慮した新たな試みです。高校野球を含むすべての試合で使用される予定で、観客への告知や試合内容の表示に期待が高まります。プロ野球ファンにとって新しい時代の幕開けを予感させるプロジェクトと言えるでしょう。
キーワード解説
- 甲子園フォントとは? - 甲子園フォントは阪神甲子園球場の100周年を記念して制作され、UDフォントを基本に歴史的な甲子園文字の要素も加えられた新しいフォントです。
- UDフォントとは? - UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)は、視認性を高めるために設計されたフォントで、誰でも読みやすいことを目的としています。

