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横浜野球部、栄養指導で選手のパフォーマンス向上を目指す

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横浜野球部が、選手たちのパフォーマンス向上を図るための新たな取り組みを開始しました

2020年に就任した村田浩明監督のもと、栄養指導を担当するのは、大前貴稔さん(38)です

彼は、プロ野球の球団でも外部講師としての経験を持ち、選手個々に合わせた食事アドバイスを月に一度行っています

「最良の食事で最高のパフォーマンスを発揮してほしい」という理念のもと、選手たちの栄養面に注力しています

選手寿命を延ばす栄養の知識

野球経験者である大前さんは、小学生から野球を始め、大学でも捕手として活躍しました

現役時代には右肩のけがに悩まされ、その経験が食事の重要性を認識するきっかけとなりました

引退後は独学で栄養学を学び、健康運動実践指導者の資格を取得し、プロ野球の球団で栄養指導を行ってきました

選手たちにとって、食事はパフォーマンスやけがの予防に大きな影響を与える要素であると言えるでしょう

具体的な指導内容と成果

大前さんは村田監督と共通の知人を通じて知り合い、栄養指導を始めることとなりました

試合中のエネルギー補給や、試合前後の食事についてのアドバイスを行い、新入部員には保護者も参加する栄養学セミナーを実施しています

このセミナーでは、筋力アップに必要な食事や疲労回復に効く栄養素について学びます

選手の体つきが変化

入部時には細身だった選手たちも、徐々に体重が増え、体つきが変わってきています

選手たちは栄養の重要性を理解し、大前さんに熱心に相談を行いますが、すぐに答えを教えることはしないといいます

「最良の食事を自分で管理できる選手になってほしい」という信念を持っているため、選手自身が考えながら学ぶことが求められています

センバツへの期待

今年のセンバツでは初めてチームに帯同し、食事面のサポートを行う予定です

「神奈川の代表として、けがなく甲子園を楽しんでもらいたいです」と、大前さんは選手たちへの思いを語っています

栄養学の重要性を学んだ選手たちが、試合でその成果を発揮することが期待されます

今回の横浜野球部の取り組みは、選手たちに栄養の重要性を理解させ、自己管理能力を養う良い機会になっています。栄養指導は単なる食事のアドバイスに留まらず、選手たちが自ら考え、行動する力を育むことにつながります。これにより、選手たちが将来的にも健康的な生活を送れるような基盤を築くことができるでしょう。
キーワード解説

  • 栄養指導とは?食事に関する専門的な知識を使って、選手がコンディションを整え、パフォーマンスを向上させるためのアドバイスを行うことを指します。
  • パフォーマンスとは?選手が試合や練習で発揮する能力や実力のことで、技術や体力、精神面などが影響します。
  • 健康運動実践指導者とは?運動や栄養に関する知識を持ち、人々の健康をサポートする専門家のことです。

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