今春選抜に出場する東洋大姫路にとって、期待される始まりであり、特に注目を集めたのが先発投手・阪下漣(2年)です
阪下漣のピッチング
阪下はプロ注目の最速147キロを誇る右腕で、試合では2回完全投球を達成しました具体的には、6人の打者を相手に18球のみで3奪三振を記録し、その圧倒的な投球が印象に残ります
彼自身は「変化球の制球をテーマに、カットボールやフォークなど配球のバリエーションも試せたので良かった」と述べ、自己評価も高かった様子です
カットボールとは、通常のストレートよりも回転が少なく、バッターがスイングしにくくなる球種です
スカウトの評価
この試合には阪神と日本ハムのスカウトが視察に訪れ、阪神の筒井和也スカウトは「リリース時の安定感が増しているプロ志望なら調査対象になる」と言及しました
また、日本ハムの荻田圭スカウトは「秋も良かったが、引き続き順調そう
カットボールで出し入れができるなど能力が高い
あれだけの球速が出せて、変化球も操れるところは高校生の中では抜けている」と絶賛しました
阪下漣プロフィール
阪下漣(さかした・れん)は、2007年7月5日生まれで、兵庫県西宮市出身の17歳です小学校2年生から浜脇タイガースで野球を始め、中学では西宮ボーイズに所属していました
東洋大姫路では1年春から背番号20でベンチ入りし、1年秋から背番号1を背負っています
彼の身体的特長としては、50メートルを6秒7で走れ、遠投は105メートルです
身長は1メートル82センチ、体重は88キロで、いずれも恵まれた体格です
今回の試合で、阪下漣投手の投球が非常に注目されました。彼の成績やスカウトの評価を聞くと、プロ入りが期待される若手選手の素質を持っていると感じます。彼が今後どのような成長を見せてくれるのか、非常に楽しみです。
キーワード解説
- カットボールとは? カットボールは投手の投げる球種の一つで、ストレートよりも横に少し曲がる特徴があります。これにより打者はピッチャーの投球を読みづらくなり、ヒットを打たれる可能性が低くなります。
- 変化球とは? 変化球は、ストレート以外の投球方法で、ボールが空中で方向を変える球種を指します。これによりバッターはボールの軌道を予測するのが難しくなります。

