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巨人・マルティネスが移籍後初の対外試合で好投

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 ◇オープン戦 巨人6-5ヤクルト(2025年3月1日 東京D) 巨人のライデル・マルティネス投手(28=キューバ)が1日、ヤクルト戦(東京ドーム)で移籍後初の対外試合デビューを果たしました

これも、マルティネスが日本球界にどのように適応していくのか注目されているところです

 試合は2点ビハインドの場面で9回にマウンドに上がったマルティネス

先頭打者・松本直には左翼フェンス直撃の安打を許しましたが、その後は連続三振を奪い、最後は赤羽を遊ゴロに仕留めました

彼は1回で18球を投げ、1安打2奪三振という成績で無失点に抑える素晴らしい投球を見せました

 元中日監督の森繁和氏は「この時期にこれだけの投球ができれば十分」と評価し、彼の順調な調整ぶりに太鼓判を押しました

3月1日にこれだけ投げられれば、今後の成績も期待が持てます

マルティネスは直球のキレに問題がないとし、オープン戦でビハインドの展開ながら、公式戦に向けた準備は整いつつあるようです

 この日の最速は153キロで、直球のスピードは上昇する余地があります

特に1死一塁での茂木に対する3球三振は完璧で、フォークを2球続けた後、高めのつり球を振らせました

この投球の狙い通りであり、マルティネスのセンスが感じられます

 今後、変化球の精度も求められます

フォークやスライダーはまだ不安定な部分もあり、甘く入る球も散見されます

しかし、オープン戦という状況上、インコースへの厳しい攻めが少なくとも、本気で内角を攻めれば、右打者はより踏み込めなくなるでしょう

捕手の甲斐とのバッテリーも、開幕に向けてどう熟成していくのか楽しみです

今回のマルティネス投手の初登板は、巨人にとって大きな期待を寄せられている選手が実戦でどれだけ通用するかを見る好機でした。無失点で終えられたことは、今後の公式試合でも安心して起用できる材料となるでしょう。これからの成長に期待が込められています。
キーワード解説

  • 直球とは? 打者に対してまっすぐ放たれる球で、スピードとキレが求められる。
  • フォークとは? 投球において、ボールが急に落ちる変化球で、打者を打ち取るのに有効。
  • スライダーとは? 球が横に曲がりながら進む変化球で、打者にとって非常に打ちにくい球種の一つ。
  • 完璧とは? 投手が理想的な投球をした時に使われる言葉で、全てが思い通りに実行された状態を指す。

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