渡辺選手は、楽天との試合に途中出場し、1点を追う八回に同点の左前適時打を放った
この結果、彼は2月のキャンプから続く対外試合で5試合連続安打を記録することとなった
この日は、ドラフト1位の佐々木選手(青学大)が1軍に合流するなど、同期入団の存在も心強いもので、渡辺選手の意欲はさらに高まっている
彼は試合中、両手を大きく叩きながらのガッツポーズで喜びを表現し、「オレもいるんだ」とチーム内での存在感を示した
六回の守備から出場した渡辺選手は、八回の打席でチャンスを迎える
カウント1-1から、甘く入った直球を逃さず、三遊間を打ち破る見事な一打を放った
「チャンスだったので、甘い球を見逃さないように、冷静にいこうと思いました」と好球必打の精神が功を奏した
これで渡辺選手は、今年の対外試合において5試合連続安打という素晴らしい成績を残しているが、その裏には、相手投手との勝負に挑むための心構えがある
「どの場面でも平常心でいこうと思っている」と語る彼の姿勢が、勝負強い打撃の源であることが伺える
新井監督は、渡辺選手の実戦的かつ優れた反応を評価し、「やっぱり、実戦的な選手だね」と称賛の声を寄せた
この日は、佐々木選手が1軍に初合流したこともあり、彼の存在が渡辺選手の対抗心を刺激し、さらなる結果を出す原動力となった
加えて、渡辺選手はキャンプの序盤に捕手の練習にも取り組んだが、現在は一塁にメインで挑んでいる
彼は「1試合1試合を大事にして、アピールできるように打席に立っている」と意気込み、開幕1軍への切符を掴むために果敢に挑戦する姿勢を見せている
◆渡辺悠斗(わたなべ・ゆうと)2002年7月7日生まれ、東京都出身
身長182センチ、体重103キロの内野手
堀越高、富士大を経て、2024年度ドラフトで広島から4位指名を受けた
大学時代には、3年秋に捕手、4年春に一塁手としてベストナインを獲得したこともある
趣味はサウナと睡眠で、遠投能力は120メートル
渡辺悠斗選手のオープン戦における活躍は、彼が持つ潜在能力と競争心を示しています。試合の重要な場面で冷静に打席に立ち、着実に結果を出す姿勢は、新人選手とは思えない余裕を感じさせます。今後の成長と活躍に期待が膨らむばかりです。
キーワード解説
- オープン戦とは?一般的に、プロスポーツチームがシーズン本番に向けた準備のために行う試合を指します。この試合では、新人選手や調整中の選手が活躍する機会となります。
- 適時打とは?試合中、得点を挙げるための重要なヒットのことを指します。特に、得点圏にランナーがいる場合に打つとより重要です。
- ガッツポーズとは?成功や喜びを表現するために両手を挙げた状態で力強く振り上げるジェスチャーのことです。
- 反応とは?野球においては、投手の投げるボールに対して素早く反応することが求められます。適切なタイミングでスイングすることが勝負を決めることが多いです。
- 平常心とは?どんな状況でも落ち着いている心の状態を指します。特にプレッシャーのある場面で重要です。