元阪神投手・中村和臣さん死去、89歳で腸閉塞により

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 元阪神タイガースの投手であり、球団の多くの要職を歴任した中村和臣(和富)さんが、腸閉塞(ちょうへいそく)のため西宮市内の病院で亡くなったことが、阪神タイガースからの公式発表により明らかになりました

享年89歳でした

 中村さんは熊本県出身で、1954年に阪神に入団しました

入団初年度にはファームチーム「阪神ジャガーズ」で内野手と投手としてプレーした後、1957年には一軍に昇格し、初のプロ勝利を挙げました

彼は、小柄な体格ながらも巧みなカーブを武器に、通算93試合に登板し、13勝を収める活躍を見せました

 1961年に現役を引退した後も、中村さんは阪神球団でさまざまな役職を歴任し、用具係、マネジャー、スコアラー、球団部長、編成部部長などの裏方として昭和時代の3度のリーグ優勝に貢献しました

引退後も球団の発展のために尽力し、OB会の幹部を務めるなど、50年以上にわたり阪神タイガースを支える存在でした

 葬儀・告別式は、近親者により静かに執り行われたとのことです

中村さんの功績は、今後も多くのファンや関係者に忘れられることはないでしょう

中村和臣さんの死去は、阪神タイガースにとって大きな損失であるとともに、長い間球団を支え続けた彼の功績を思い出させる出来事です。多くのファンが彼の存在を惜しむ中、中村さんの野球に対する情熱や愛情は、今後の阪神の選手たちにも受け継がれていくことでしょう。
キーワード解説

  • 腸閉塞とは?腸閉塞は、腸が狭くなったり、詰まったりすることで、食べ物や排泄物が通れなくなる状態を指します。この病気は、痛みや嘔吐を伴い、緊急の治療が必要な場合も多いです。
  • カーブとは?カーブは、野球の投手が投げる球種の一つで、ボールに回転を加えることで軌道を曲げる投球のことを指します。この球種は、打者にとって非常に打ちにくい球として有名です。

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