オープン戦3試合目として、予定の60球に到達する前に、3回の先頭打者を四球で歩かせる結果となりました
最終的には、62球を投じて2回3分の0を投げ、4安打2失点、2奪三振1四球という成績でした
小笠原は初回から4安打を集中され、1失点を喫しました
先制された直後には、右前安打を許した場面で右翼手のピンクニーが驚異的なストライク送球を見せ、二塁走者を本塁でアウトにする好守に救われました
2回は三者凡退で打ち取ったものの、その回も21球を費やしました
特に、2死からのワガマンに対しては長いファウルを7球も打たれ、打者との駆け引きが続く形になりました
最終的に3回も先頭打者に9球を要し、四球でイニングを終えましたが、62球を投げても3回の1アウト目を取ることができませんでした
特に注目されるのは、球数の多さとファウル率です
2回終了時点での1イニング平均は26.5球
これは、メジャーリーグの平均である16.4球をほぼ10球も上回っていることを示しています
一般的に、メジャーリーグの投手は15~18球でイニングを抑えることを目標としています
小笠原は前回の登板でも1回3分の2で42球を費やしているため、彼の1イニング平均はや는り25.2球とかなり多くなっています
試合をラジオで中継した球団公式サイトのデーブ・ジャグラー・アナウンサーは「小笠原の問題は、球数の多さだ
1回には32球、2回も三者凡退で21球も使っている」と指摘しました
また、この日のファウル率は26%(62球中16球)であり、こちらもメジャー平均の約18%を大きく上回りました
ジャグラーアナウンサーは「マーリンズ打者にことごとくファウルされることが球数に影響している」と述べました
一方で、この日のストライク率は64.5%(62球中40球)で、メジャーリーグ投手に求められる理想とされる65%にほぼ一致しています
また、前回登板でも59.5%(42球中25球)で、一定の安定感を見せています
スイング数に対する空振り率(whiff rate)も23.5%(34スイング中8度)で、こちらもメジャー平均の25.1%とほぼ同程度となっており、好材料と言えます
今回、小笠原投手は球数が多くなり、課題が見えてきました。しかし、ストライク率や空振り率は良好でした。これらの数値のバランスを保ちながら、次回の登板では改善を期待したいです。
ネットの反応
小笠原慎之介投手に関するコメントは、彼の現在のパフォーマンスや調整課題についての意見が多く寄せられています
特に1イニング平均26球という高い球数や、26%のファウル率が注目されています
これにより、バッターに打たれる可能性が高まり、失点リスクが増加しているという意見が目立ちます
また、ストライク率は理想的であり、空振り率も平均的に保たれているものの、三振を奪うことができない点が懸念されています
このような状況下で、決め球がないという課題は特に重視されており、メジャーリーグではこの点が致命的になるとみなされています
さらに、メジャーの環境に適応できていないとの指摘もあり、過去の日本での成功が今は通用しないのではないかという意見が多く見受けられます
各コメントでは、小笠原投手がファウルを取られているのはバッターが合わせてきやすいからであり、そのため安打を許す結果につながっているとも言われています
また、メジャーのピッチングスタイルでは決め球が必要であり、打者に対して圧力を与える球が求められるとの指摘もありました
最終的にコメントでは、小笠原投手が今後どのようにアジャストし、先発ローテーションに留まるかが注目されています
ネットコメントを一部抜粋
数字的には決め球が無いって事ですよね。
ファウルでストライクを取ってると言ってるが バッターは合わせてきているので結局安打される。
三振が取れない球威なので致し方ない。
中日はよくポスティングを許したよなぁという選手と思う。
まだメジャーの球にアジャストしていないのでしょう。
キーワード解説
- オープン戦とは?:オープン戦は、メジャーリーグの公式戦前に行われる試合で、チームが選手の調整や戦略を試行する目的がある。
- ファウル率とは?:ファウル率は、打者が打ったボールの中でファウルボールの比率を示し、投手にとっては打者との駆け引きが続いていることを示す指標でもある。
- ストライク率とは?:ストライク率は、投手が投じた球の中でストライクとなった割合を示し、高いほどコントロールが良いことを意味する。