大会の組み合わせ抽選会が3月7日に大阪市内で行われ、優勝経験のある11校や甲子園初出場の6校など、多彩な顔ぶれが出場することが発表されました
優勝争いに注目が集まる中、紫紺の優勝旗の行方が気になります
新基準の低反発バットと投高打低の傾向
今大会では新基準の低反発バットが導入され、これにより長打が減少し、投手有利の「投高打低」と呼ばれる傾向が続いていますこのような環境では、安定した守備力や小技を駆使して効率良く得点をすることが求められます
そのため、ロースコアの接戦が増えることが予想され、多くのチームに上位進出のチャンスが広がるでしょう
優勝争いの中心となる3強
優勝争いは横浜(神奈川)、東洋大姫路(兵庫)、健大高崎(群馬)の3チームが中心になると予想されています昨秋の関東大会決勝では横浜が健大高崎に勝利し、明治神宮大会準決勝でも横浜が東洋大姫路に勝ちました
これらの試合はどちらも接戦であり、今回も激しい戦いが期待されます
横浜の強力な投手陣
明治神宮大会覇者の横浜は、昨秋の公式戦で防御率が0点台と素晴らしい成績を収めました主な投手は、最速151キロを誇る右腕の織田翔希投手と、146キロの左腕・奥村頼人投手です
打撃陣も中軸には主将の阿部葉太選手や奥村凌大選手など、頼れる選手が揃っています
東洋大姫路の総合力
近畿王者の東洋大姫路は、制球力が自慢の最速147キロ右腕・阪下漣投手がエースです守備力には特に磨きをかけており、1試合平均失策数が出場校最少の0・33という記録を持ちます
打線も高畑知季選手らの小技が効き、2番手の投手の成否が上位進出の鍵を握ります
健大高崎の個々の能力
関東大会準優勝の健大高崎は、前回大会の優勝に貢献した石垣元気投手が最速158キロを計測する本格派右腕です彼の他にも安定した左腕の下重賢慎投手が頼もしく、打線も昨秋の大会で2位のチーム打率を記録した秋山潤琉選手を中心に迫力があります
その他の注目チーム
3強を追うのは智弁和歌山、青森山田、明徳義塾(高知)、高松商(香川)などです智弁和歌山は技巧派対策が効果的であり、青森山田には昨年の実績を持つ主力が残っています
明徳義塾は守備力が重要な要素となり、高松商も充実した選手層で挑むでしょう
このように、多くの強豪校がしのぎを削る今大会
果たして優勝旗はどのチームの手に渡るのでしょうか
第97回選抜高校野球大会では、新基準の低反発バットが導入され、これまでのバットによる長打が減少し、投手有利の試合展開が予測されています。このような中で、各チームが持つ戦力や戦術にも注目が集まります。
キーワード解説
- 低反発バットとは?
- 投高打低とは?