この日、スタンドは黄色の風船で埋め尽くされ、ファンの熱気を一層盛り上げる演出となった
ジェット風船は、ラッキーセブンと呼ばれるセレモニーの一環として、観客が風船を一斉に空に飛ばす伝統行事である
しかし、新型コロナウイルスの流行に伴い、2020年のシーズン以降は安全面を考慮して中止されていた
今回の実証実験では、飛沫(ひまつ)防止対策として風船を膨らませるための専用ポンプが配布され、参加する観客はそのポンプを使って安全に風船を膨らませることができる
また、一部の風船にはペットボトルキャップのリサイクル素材が使われるなど、環境への配慮もなされている
風船を使用した後は、球場内に設けられた風船回収ボックスを利用することで、環境保護にも貢献する仕組みとなっている
今回の実証実験は4月13日の中日戦でも実施予定だ
今回の実証実験は、阪神対巨人戦の盛り上がりを感じさせる重要な取り組みです。新型コロナの影響で制限のあった中で、ファンが一体となる瞬間を再生する意義は大きいと感じます。また、環境への配慮もなされており、今後が楽しみです。
キーワード解説
- ジェット風船とは? 試合中に観客が一斉に空に放つ風船のことで、ラッキーセブンのセレモニーとして知られています。
- 飛沫(ひまつ)とは? 話したり、咳をしたりする際に口から飛び散る微小な水滴のことです。コロナ対策で重要視されています。
- リサイクルとは? 使い終わったものを再利用することで、無駄を減らし環境を守る活動のことです。

