この試合には4万1839人の観衆が集まり、田中のスタメン発表時には大きなどよめきが起こった
田中は『タイガースファンからああいう歓声が上がるとは思っていなかったので、うれしかった』と述べ、対戦の緊張感を楽しむ姿を見せた
緊張の立ち上がり
試合開始早々、田中は阪神の先頭打者・近本に対してストレートの四球を与え、初回から緊張した様子を見せた田中は『いきなりストレートのフォアボールで歩かせるところは、締めるところをしっかり締めないと』と反省しつつ、その後は中野を142キロの直球で遊ゴロ併殺に仕留め、佐藤輝を直接打ち取って無失点で切り抜けた
むしろ良かったピッチング
2回以降も田中の粘り強い投球が続き、毎回先頭打者を出す苦しい状況ながらも要所を締め、3回には2安打1失点とし、最終的には『満足いくものはなかった』と振り返ったただし、巨人の阿部監督は『立ち上がり不安なのが分かったが、すごく丁寧にいこうとしていた』と評価した
守備陣のサポート
田中の投球を支えるため、巨人ナインも好守で盛り立てた初回には佐藤輝のライナーを一塁手の秋広が好捕し、2回にはフルカウントから大山を132キロのスライダーで空振り三振にする際、捕手大城卓が二盗を阻止する見事な守備も見せた
田中は『(大城)卓三もそうですし、内野の守りにも本当に助けられた』と感謝の言葉を述べた
今後の展望
次回は3月16日に東京ドームで開催されるカブスとのプレシーズンマッチに登板する見込みだ田中は『5年ぶりにメジャーのチーム相手に投げるが、申し訳ない気持ちがある
投げたい選手がいっぱいいると思うので』と謙虚な姿勢を崩さず、開幕に向けた調整を進めていく姿勢を示した
監督のコメント
阿部監督は田中に対し、『ちょっとエンジンがかかるのが遅いのかなと思って見ていた自分でも課題があると思うので、次は修正したところを見せてもらいたい』と期待を寄せた
田中将大投手の試合は、多くのファンの期待を一身に受けたものとなりました。特に、彼のピッチングについての反省点や謙虚な姿勢が印象的でした。また、チーム全体が守備でサポートしている点も良かったと思います。次回の登板が楽しみです。
ネットの反応
田中将大投手が行った試合に対するコメントは、多様な意見が寄せられています
まず、彼のパフォーマンスに対して「まあまあの内容では」と評価する意見や、反省点を挙げる声があり、「満足いくものはなかった」という彼自身の言葉に共感を示すファンもいます
また、「なんか申し訳ない気持ちですね」というコメントが示すように、彼が投げることで、他の選手たちが機会を失っているのではないかとの思いもあるようです
さらに、「全盛期の腕の振りからすると70%くらい」と指摘する声もあり、年齢によるパフォーマンスの変化を感じるファンも少なくありません
ネットコメントを一部抜粋
まあまあの内容では。
「なんか申し訳ない気持ちですね。投げたい選手がたぶん、いっぱいいると思うので」
全盛期の腕の振りからすると70%くらいって所ですね。
今日はコントロールに苦戦していたが、それでも打たせてとる投球術でなんとか逃げ切った。
あまり大きな期待をしないで見守る方が心にはよいです。
キーワード解説
- 四球とは?:バッターがボールに手を出さずに、ストライクゾーンを外れた球を4回投球された場合、そのバッターが一塁に進むことができることを指します。
- 直球とは?:投手が力を込めて投げる最も基本的な球種で、変化しないまっすぐな球を指します。
- スライダーとは?:投手が投げる球の一種で、横にスライドするような動きをする変化球です。