DeNAのバウアー、オープン戦でボーク判定に揺れる「劇場」の幕開け

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◇オープン戦 DeNA2―2オリックス(2025年3月9日 京セラD) 2025年のプロ野球オープン戦が始まり、DeNAの新加入投手トレバー・バウアーが2年ぶりに日本のマウンドに帰ってきた

彼の初登板は多くの期待と共に迎えられたが、試合の中で思わぬ形で注目を浴びることとなった

バウアーが初めてマウンドに上がった2回、無死満塁の場面で二ゴロ併殺を記録し、早々に1点を失った

さらに2死三塁の場面では、投球動作を変更する際にボークが宣告され、結果的に2点目を献上することになった

バウアーはボークの判定に対し、両手を広げて「WHY?」というジェスチャーを取ったが、審判の判断を覆すことはできなかった

問題となったのは、彼が投球時にどのように足を置くか、つまり「セットポジション」と「ワインドアップ」の違いだった

公認野球規則では、投手がセットポジションを取らなければならないのだが、バウアーの投球動作はこの規則に反していたと判断された

バウアーは試合後に「正確に伝えようとしたが、審判に理解されなかった

ボークの理由が理解できない」と話し、ルールの違いに戸惑いを見せていた

やがて再開された投球では、バウアーは最速152キロを記録したものの、その後続けて打たれることになり3回までに49球を投げ、5安打を許す結果となった

それでも、初回には中川選手のバットをへし折るなど、彼のパフォーマンスには観客を沸かせる要素があった

彼は「次回にはもう少し修正を加えたい

160キロをこのシーズン中に達成したい」と意気込んでいる

このボーク判定について、責任審判の福家英登は「バウアーはワインドアップしようとしていたが、足の置き方がセットポジションと見なされたため、ボークを宣告した」と説明した

しかし彼は、メジャーリーグと日本のルールには違いがあることを強調し、「メジャーはメジャーのルールがあるが、我々には我々のルールがある」と述べた

バウアー選手のボーク判定に関しては、ルールの理解度や審判の判断が大きく影響していることが分かります。特に異なるリーグ間のルールの違いは、新しい環境での選手にとって大きな課題となるでしょう。今後の彼の成長と適応に期待が寄せられます。
ネットの反応

DeNAバウアーの復帰初登板に関するネット上のコメントは、多様な意見を反映しています

まず、バウアーがオープン戦でルールの違いを学べたことを評価する声が多く、「オープン戦で出て良かった」というコメントや、「ルールを確認する良い機会だった」という意見も見受けられました

さらに、バウアーはMLBの経験をもとに新たな投球動作を取り入れていましたが、NPBのルールと食い違ったためにボークの判定を受けたことに対する混乱を理解する意見もありました

たとえば、「バウアーは冷静だった」と強調するコメントや「審判はその場で説明できるべき」という指摘があります

また、投手コーチや解説者もルールについて再確認が必要だとの声があり、プロ選手でも知らないルールがあることに驚く意見もありました

バウアーの動作に対する評価も分かれ、「どうしてボークが取られたのか知りたかったのだと思う」という冷静な見方や、「彼をイライラさせるのも作戦かもしれない」という見解もあります

これらのコメントから、バウアーの投球スタイルやルールの理解が今後の注目ポイントであることが感じられ、シーズンが楽しみだとの期待も寄せられています

ネットコメントを一部抜粋

  • 寧ろオープン戦で出て良かったね
  • 今後気をつければいい話なので、シーズン中ではなく練習試合で知ったことは良かったんじゃないかな。
  • ボーク取る前に警告なり指摘なりがあってもいいのに。
  • オープン戦でよかった。投手コーチはルールを理解していたのかな?
  • バウアーは冷静だった。
キーワード解説

  • ボークとは?:ボークは、投手が投球を行う際に違反があった場合に宣告されるもので、投手の投球動作中に無意味な動きをしたり、正しい投球姿勢を整えずに投げた場合などに適用されるルールです。
  • セットポジションとは?:セットポジションは、投手が打者に向かって投球する際の基本的な姿勢で、軸足をマウンドに置き、投球するために適切な姿勢を取ることです。
  • ワインドアップとは?:ワインドアップは、投手が投球動作を行う際に身体を大きく使って準備するための動作で、力を蓄えて一気にボールを投げるためのスタイルです。

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