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元プロ野球選手・岩田稔氏が松浦高校でのトークイベントで人生の選択について語る

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 元阪神タイガース投手の日刊スポーツ評論家である岩田稔氏(41)が、2025年3月10日に長崎県立松浦高校で「10代の私(あなた)へ~それでもなお、人生は選べる」と題したトークイベントに参加した

イベントは、若者向けのキャリア支援を行う一般社団法人ハッシャダイソーシャルと日刊スポーツ新聞西日本が共同で企画し、中高生の生き方を考えるきっかけを提供することを目的として開催された

 岩田氏は、高校時代に1型糖尿病を患った経験を振り返り、病気の発覚当初は「人生が終わった」と感じたと述懐

その後、社会人チームに内定をもらったが、病気を理由にその内定が取り消されるという不運に見舞われた

しかし、それを乗り越え、最終的にはプロ野球選手として阪神タイガースのエースとしてのキャリアを築いた

 トークの中で三浦宗一郎氏から「選べないことが多い人生で、特に病気などの不運にどう対処したのか?」と質問された岩田氏は、「内定取り消しが一番の動機だった

見返したいという反骨心が原動力になった」と語った

イベントには松浦高と志佐中の約280人が参加し、真剣な表情で対談を楽しんだ

質疑応答では、生徒から「人生の分岐点での一歩を踏み出すためにはどうすればよいか」という質問も出され、岩田氏は「踏み出せなかったことも経験ですから、それを踏まえてまた前に進めばいい」とアドバイスした

 勝山恵一氏は「命さえ取られなければ、失敗はすべて次に繋がる経験です」と続け、大きな拍手が沸き起こった

イベントの終わりには、岩田氏が生徒からの感謝の言葉を受け、自身の目標に向かって取り組むことの重要性を伝えた

今回のトークイベントは、岩田氏の人生の経験を通じて多くの生徒に勇気や希望を与える温かいものでした。特に、逆境を乗り越えた彼の姿は、若者にとっての良いロールモデルになることでしょう。
キーワード解説

  • 1型糖尿病とは?:1型糖尿病は、インスリンを生成する膵臓のβ細胞が破壊されることによって引き起こされる糖尿病の一種で、主に若年層に多く見られます。
  • 反骨心とは?:反骨心は、逆境や困難に対して屈することなく、立ち向かう意志や気持ちのことを指します。

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