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支配下契約を結んだ阪神・工藤泰成投手、東北復興への思いを語る

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阪神タイガースの育成ドラフト1位・工藤泰成投手(23)が、支配下契約を締結したことを受けて、東日本大震災から14年を迎える3月11日に、彼の地元である秋田県での経験を振り返りながら復興への思いを語りました

工藤選手は、震災当時の記憶が今でも鮮明であると述べ、「東北人として頑張っている姿を見せて、復興に向けて努力している人々に元気を送りたい」と意気込みを示しています

2011年3月11日、午後2時46分に発生した東日本大震災は、宮城県の牡鹿半島沖を震源として、最大震度7を記録しました

秋田に住む工藤選手もその揺れを体感し、停電が続く中での生活は厳しいものでした

「食料もスーパーで手に入らず、ガスを使えない中でろうそくを頼りに生活しました」と、当時の困難さを語ります

工藤選手は、震災後に「がんばろう、東北」というスローガンを自らの支えとして歩んできました

高校卒業後は東京に進学し、プロ野球界への道を模索する中で、育成契約を結ぶまでの道のりは一筋縄ではいきませんでした

大学4年時にはドラフトで指名漏れを経験し、努力を続けた結果、彼の力強い直球が評価され、ついに支配下契約を果たしました

「まだ復興の途中の地域も多い

その方々に少しでも力になりたい」と語る工藤選手

彼のマウンドでの姿が、希望を感じさせる光となることでしょう

工藤泰成選手の発言からは、東日本大震災から14年が経過した今も、震災の影響を感じ続けていることが伝わってきます。彼のように、生まれ育った土地への愛着と復興への思いは、多くの人々に勇気を与えるでしょう。プロ選手としての成長だけでなく、復興支援への意識も忘れない姿勢が印象的です。
キーワード解説

  • 育成契約とは?:育成契約は、プロ野球のチームが選手を育成するために結ぶ契約で、選手が支配下契約を結ぶ前に行われることが一般的です。
  • 直球とは?:直球は、投手が投げる球種の一つで、速さが求められる球です。最速159キロというスピードは、プロレベルでも非常に高い数字です。
  • スローガンとは?:スローガンは、特定の目的や意欲を表す言葉で、今回の「がんばろう、東北」は震災復興の意味を込めた言葉です。

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