西武・菅井投手がオープン戦初登板で無安打無失点の好投を披露
西武のプロ4年目の左腕・菅井信也投手(21)が、オープン戦でみごとな初登板を果たし、阪神戦で5回を無安打無失点に抑える活躍を見せましたこれにより、菅井投手は開幕ローテーション入りへ向けて強いアピールを行っています
彼の試合は11日にベルーナドームで行われ、初回から先頭打者を3球で仕留めるなど、立ち上がりから素晴らしいパフォーマンスを発揮
特に、128キロのチェンジアップを駆使し、空振り三振を獲得
さらに2回の投球でも早いカウントで追い込み、簡単に凡打を打たせる形で、相手打線を抑えることに成功しました
ただし、3回と4回にはそれぞれ先頭打者にストレートの四球を与え、自らピンチを招く場面も
菅井投手は「フォームのばらつきが出始めたのが原因だった」と自己分析し、軸足の動きを意識して修正
これにより、ピンチを乗り越えました
特に注目すべきは5回の投球
攻撃陣が4回に2死満塁で得点を奪えなかった状況において、菅井は「先頭打者から気を抜かないようにした」として、冷静に投球を続けました
体が冷えた影響で速球の威力は落ちたものの、変化球を駆使してカウントを有利に進め、3人を打ち取りました
このマウンドさばきには、攻撃陣への失点を与えないための強い意志が感じられました
昨シーズンは8試合に登板し、1勝2敗1ホールドの成績でしたが、菅井投手は今シーズンにかける意気込みを語ります
「もっといける球数だったので今後を見据えて投げました
アピールして開幕ローテに入れるようにしたい」と目を輝かせて話しました
西口文也監督も菅井の成長に期待を寄せ、「体つきも年々良くなり、真っすぐが速くなっている
投球自体は良かった」とし、今後の活躍に期待を込めて語りました
昨季のパ・リーグ新人王である武内夏暉投手が左肘の故障で開幕ローテ入りが難しい状況にある中、西口監督は「菅井には開幕ローテ入りを狙ってもらわないと困る」と明言しています
菅井投手の成長が西武の強力投手陣において重要な位置を占めることが期待されています
菅井投手のオープン戦での好投は、彼の成長を示す重要な一歩です。特に無安打無失点という成績は素晴らしく、今後のシーズンへ向けた期待感が高まります。また、チームの先発投手陣が危機的状況にある中、菅井がその穴を埋める可能性があるという点も注目です。
キーワード解説
- オープン戦とは? オープン戦は、プロ野球チームがシーズン開幕前に行う試合で、選手の調整や戦力確認に重要な役割を果たします。
- ローテーションとは? ローテーションは、先発投手の出場順のことを指し、各投手が一定の間隔で試合に登板できるように編成されています。
- ノーヒットノーランとは? ノーヒットノーランは、投手が相手チームに安打を許さずに試合を完投する快挙を指します。