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広島・常広羽也斗、侍ジャパンデビュー戦で三者凡退の快投

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 5日に行われた野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合オランダ戦で、広島カープの常広羽也斗(つねひろはやと)投手が見事な侍デビューを果たした

この試合は京セラドームで行われ、常広は9回に登板し、三者凡退で無失点の成績を残した

 試合は、侍ジャパンが5点リードして迎えた9回、常広はピッチャーペースでマウンドに上がり、オランダの上位打線に対峙(たいじ)した

最速151キロの直球を軸に、13球で三者を退ける圧巻の投球を見せた

試合後彼は「緊張はしなかった

とてもいい経験になりました」と振り返った

大学時代からの経験が支えに

 常広は青山学院大学4年生の夏に日米大学野球に出場し、大学日本代表を優勝に導いた実績を持つ

ドラフト1位で広島に入団した彼は、昨季のプロ初登板において5回1失点の好投で初勝利を飾った

今回は侍ジャパンのトップチームへの初招集となった

緊張しない理由とは?

 常広は代表チームに合流する前、広島での最後の練習後に「緊張しているか」と聞かれると、「それはないですね」と即答した

「今回は強化試合なので、もし打たれても評価を落とすのは自分だけじゃないです

責任が全部自分にくるので緊張はないです」という彼の意見は、試合に対する理解と成熟を示すものである

開幕に向けた調整と将来の展望

 常広はこの試合を通過点として位置づけ、「開幕に向けての調整として投げたい

大きく何かを変えることはない」と述べた

彼は、自身の立場を冷静に理解し、今後のプレーに向けて地に足を着けた姿勢を持っている

カープの先発ローテーション争い
 現在広島カープの先発ローテーションには、開幕投手の森下、大瀬良、床田が確定しているため、常広は残りの3枠を他の投手たちとの競争に挑むことになる

常広は「しっかり打者と勝負した上で結果を出せれば次につながる」と意気込みを語り、今後のオープン戦でも1軍を目指して努力を続ける意向を示した

 常広羽也斗は、23歳という若さながら大きな期待を背負い、プロ2年目のシーズンに向けて貴重な経験を積んでいる

将来的にはエース候補としての成長が期待されている

常広羽也斗投手の侍ジャパンデビュー戦は、新たな一歩を踏み出す重要な経験となった。特に緊張をあまり感じない姿勢は、彼のメンタルの強さを示している。一方で、今後の成長に向けた冷静な姿勢も印象的であり、彼の将来に期待したい。
キーワード解説

  • 侍ジャパンとは?日本の野球代表チームの愛称で、国内外の試合で日本の選手たちが集まり、国を代表して戦うチームです。
  • 強化試合とは?本番の大会に向けた準備段階で行われる試合のことで、選手の評価やチームの戦術を試す目的で開催されます。
  • ドラフト1位とは?プロ野球チームが選手を獲得する際、最初に選ばれる選手を指し、その選手には特に高い期待が寄せられます。
  • 先発ローテーションとは?プロ野球チームが試合で先発する投手の順番を決めたもので、毎試合異なる投手がスタートします。

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