試合はソフトバンクが1点リードして迎えた二回表、日本ハムは万波のバッティングによって試合の流れを一変させた
万波は1死の場面で、カウント1-1からソフトバンク先発有原の高めに投げられたスライダーを捉え、左翼スタンドへ鋭く放り込む豪快な一撃を見せた
この一発は万波にとってオープン戦での初本塁打であり、台湾出身の選手としての期待が高まる中での貴重な一打となった
試合前のティー打撃では、米国で行った自主トレーニングの成果を見せ、犬の訓練用フライングディスクを使用して手首の返りを矯正するトレーニングを行っていた
この努力が実を結び、初めての打席で強烈なヒットを放つ結果につながった
万波は「打ったのはスライダーで、いいスイングができたと思います」とコメントしている
万波は台湾の初代総統、蒋介石と同じ「中正」という名前を持ち、大きな注目を集めている
台湾ファンからの支持を受けながら、今後のシーズンへの期待が高まる
今回の万波選手の活躍は、オープン戦の重要性を再認識させるものであり、選手がシーズン開幕に向けてどのように準備しているのかを示しています。彼の持つ名前の意味や、台湾からの期待がどれほど大きいかも理解でき、本格的なシーズンが始まる前に、彼の成長を感じ取ることができました。
キーワード解説
- オープン戦とは? プロ野球において、本番のシーズン当日に向けて身につけた技術や戦術の確認を行うための試合のことを指します。
- スライダーとは? 投手が投げるボールの一種で、横に曲がる特性を持っています。打者にとっては非常に打ちづらいボールです。
- 自主トレーニングとは? 選手が自分自身で行うトレーニングのことで、一般的にはシーズンオフに体力を維持し、技術を向上させるために行います。