特に注目を集めたのが、20歳の左腕・門別啓人投手の鮮烈なデビューだった
彼はこの試合で、5回で走者を1人も許さない完全投球を披露し、プロ未勝利の状態ながらも素晴らしいパフォーマンスを見せつけた
門別投手はカブスの「2番・DH」として出場した鈴木誠也選手との対戦にも臨み、メジャーリーグのレベルを体感した
この試合は4万1978人もの観客が集まる中で行われ、観客の期待感が高まる中でのピッチングとなった
試合後、門別投手は「本当に楽しくて、あっという間の時間でした
緊張感もなく、素直に楽しめたのでよかったです」と満面の笑みで振り返った
カブスは、鈴木誠也選手を中心にタッカーやターナーといった実力派の打者が揃った強打線を擁していたが、門別投手はその豪華な打線に堂々と立ち向かった
一回にはハップを右飛、鈴木を中直、タッカーを左飛と、わずか8球で三者凡退に仕留めた
彼は自慢の直球を駆使し、強打者相手に効果的にファウルを取るなどして投球のテンポを作り上げた
さらに、三回と五回には直球で三振を奪い、結局5回を無失点投球を達成
試合後に尋ねられた彼は、「とにかくどうやって抑えようと思って投げていた
終わって初めてノーヒットだったことに気づいた」と語った
実は、門別投手は高卒3年目でありながら、1軍での先発が3試合しかない
彼はこの試合によって、今季は実戦6試合20回で無失点を続けるなど、好投を続けている
鈴木選手はこの日の登場について「いい投手だというのはずっと聞いていたし、実際に立ってみてすごくよかった」と称賛
これに対して門別投手は、「もっとああいうバッターをしっかり押し切るようなストレートを投げられるように、もっともっと練習しないといけない」と向上心を見せた
この日の試合は、海を渡って戦う先輩との対戦を通じて、門別選手にとっては目指すべき高い目標を実感する一戦となった
この試合は、門別投手にとって自身の実力を証明する重要な機会でした。若い選手がメジャーリーグに立ち向かう姿勢は多くのファンに感動を与えたでしょう。鈴木選手からの高評価もあり、彼の今後の成長が期待されます。
キーワード解説
- 門別啓人とは？プロ野球選手で、阪神タイガースに所属する左腕投手。20歳であるが、期待の若手選手として注目されている。
- カブスとは？シカゴ・カブスはアメリカのメジャーリーグに所属する野球チームで、高い実力を誇る球団の一つ。
- 完全投球とは？投手が試合中に一人の走者も出さずに投げることを指し、非常に高い技術と集中力を必要とする。
