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阪神の門別啓人、カブスとのプレシーズンゲームでパーフェクト投球を達成

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◆MLBプレシーズンゲーム 阪神3―0カブス(15日・東京ドーム) 阪神タイガースの若き左腕、門別啓人投手(20)が、15日に行われた米メジャーリーグベースボール(MLB)のシカゴ・カブスとのプレシーズンゲームで、先発として登板し、見事なパーフェクト投球を披露した

これにより、門別は開幕ローテーション入りがほぼ確実となった

東京ドームでの試合には、ニューヨーク・ヤンキースやトロント・ブルージェイズをはじめとする7つのメジャーリーグ球団のスカウトが集まる中、若干20歳の門別は堂々とした姿で強打のカブス打線に挑んだ

特に、鈴木誠也外野手(30)からは「すごくまとまったいい投手」と称賛を浴びた

飲み込むように投球を続けた門別は、5回を投げ終えて無安打無失点という圧巻の内容で、流れを完全に支配した

5回にはメジャー通算140本塁打を誇るダン・スワンソンを二飛に仕留め、観客の喝采を浴びた

「緊張は全然なかった」と語る彼の強心臓ぶりは、今シーズンの大きな期待を感じさせる

門別の持ち味である直球はこの日、球場表示で最速146キロを記録

特にカーブは110キロ台で、打者を翻弄した

「もうちょっと強さが出れば良かった」と自己評価は低めだが、実際には彼の投球は非常に高い完成度を誇っていた

鈴木に関しては、「スイングが違った」とのことで、彼自身、メジャーリーガーとの力の差を実感したようだ

昨季までの鈴木はMLBで2年連続20本塁打を記録しており、「いいピッチャーというのはずっと聞いていた」ことが実際に彼と対峙しての評価となった

カブスの開幕投手である今永の評価も高く、「非常に落ち着いていて素晴らしかった」と称賛の声が寄せられた

門別の東京ドームでの登板は昨年5月3日の巨人戦以来で、その時は悔しい結果となったが、今回は格段の成長を見せたと彼自身も語っている

実戦はこれで6試合連続無失点・計20回を記録しており、藤川監督からも「彼のキャリアの中で、本当に急に訪れたビッグチャンス」と強い期待を寄せられた

今回の門別啓人のパーフェクト投球は、若い選手にとっての大きな自信となり、今後のキャリアへの良い影響が期待できる。将来の阪神のエースとして育成されることに注目が集まる。
キーワード解説

  • パーフェクト投球とは?:試合で投手が相手打者を一人も出塁させず、無安打無失点の投球を指す特に素晴らしい成績。
  • メジャーリーグベースボール(MLB)とは?:アメリカとカナダで行われるプロ野球リーグで、世界中で最も人気のある野球リーグの一つ。
  • スカウトとは?:若手選手の才能を見出すために球団が雇った専門のスタッフで、試合を見て選手の評価をします。

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