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阪神・工藤泰成投手がメジャーの強打者を抑え込み、存在感を示す

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 「プレシーズンゲーム、阪神3-0カブス」(15日、東京ドーム)では、阪神タイガースの育成ドラフト1位、工藤泰成投手が見事な投球を披露した

特に、右翼席に座る虎党の歓声が響く中、彼のマウンドでのパフォーマンスは注目を集めた

工藤選手は、7日に支配下に昇格したばかりで、この日が実質的なデビュー戦となった

 試合は、阪神が3点のリードを持つ中、工藤選手が七回に登板

カブスの打順は好打者が揃っており、工藤には緊張が走ったが、「うれしかった

よっしゃあ!という感じでした」と振り返る

 カブスの先頭打者であるハップへの初球は、154キロの速球

その後、フォークボールで空振り三振を奪った

続く鈴木選手に安打を許したが、23年のシルバースラッガー賞受賞者、タッカー選手には直球勝負を挑み、154キロの内角球で見事に三振に仕留めた

 工藤選手は自己のピッチングを振り返り、「真っすぐは高めに浮いていたけど、振ってくれていたので、その面では効いていたんじゃないかと思います」と冷静に分析した

続く打者には四球を与えたものの、ショー選手を直球で次々と打取り、確実な投球を展開し、最速は156キロに達した

結果的に1回1安打無失点という圧巻の成績を残し、スタンドは彼の投球にどよめきで包まれた

 試合終了後、工藤選手は「今日は全体的に制球が乱れてしまった

ここまで四死球0でやってきましたが、出してしまったのは仕方ないので切り替えて投げられました」と反省の弁も述べた

しかし、その反省の裏には、日ごとに存在感が増している彼の成長が確実に感じられる

育成入団からのサクセスストーリーはまだ始まったばかりであり、工藤選手は「開幕戦に向けていい状態でいくのが大切」と語り、球団初となる育成新人開幕1軍を目指して邁進している

工藤選手の投球内容は大変印象的であり、今後の活躍が期待される。特にメジャーリーグの強打者たちを相手にしたそのパフォーマンスは、日本のファンにとっても見逃せないポイントである。彼の成長を見守りたい。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは? 育成ドラフトは、プロ野球選手の育成を目的とした制度で、特に才能が未発掘の選手を対象に採用します。
  • シルバースラッガー賞とは? 野球の個人賞の一つで、毎年メジャーリーグで最も優れた打撃成績を残した選手に与えられます。
  • 直球勝負とは? 投球時に速球(直球)を重点的に使い、打者との対決に挑む戦術のことを指します。

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