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沖縄尚学、下山抑え完投勝利!青森山田に6-3で初戦突破

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 ◆選抜高校野球大会・1回戦 沖縄尚学6―3青森山田(19日、甲子園) 9回2死、走者なしの場面で、沖縄尚学のエース末吉良丞(2年)が青森山田の下山選手を中飛に打ち取り、完投勝利を収めた

スタンドからはストライクを取るごとに歓声が高まり、最後の打球が中堅手のグラブに収まると、末吉は両手を天に突き上げ、喜びを爆発させた

「初の甲子園で初勝利をあげることができてうれしくて感情が爆発してしまいました」と彼は笑顔を見せた

 最速150キロを誇る左腕の末吉は、昨夏の甲子園4強に進出した青森山田打線を3点に抑え、157球を投げ切った

「今日は完投するつもりでした

立ち上がりが課題で、回を重ねるごとにまとまっていくのが自分のピッチング」と語り、100球を超えても球の力は最後まで落ちなかった

 この冬に習得した「秘密兵器」であるスプリットが効果を発揮した

これにより、140キロ台中盤の直球とスライダー、さらに落ちる球が相手打線に有効に決まった

この試合では、沖縄尚学のバックも好守備を見せ、6回までわずか1安打と相手を寄せ付けなかった

 末吉は、「九州大会までは横の変化球だけで抑えられたが、神宮大会では打たれたので縦の変化が欲しいなと思った」と言い、そのために練習を重ねてきた

新球については前日の練習で「これは使える」と実感したため、ぶっつけ本番で投げた

これが青森山田の強打を抑える要因となった

 冬場は基礎体力作りや体重の増加を課題にし、ウエートトレーニングや走り込みに力を入れた結果、体重は85キロから88キロに増加

7回に3点を失ったものの、「焦りはなかった」と気持ちを強く持って投げ続けた

 憧れの選手について尋ねられると、沖縄出身のオリックスの宮城大弥を挙げ、「空振りも取れるし内野ゴロで打ち取れるピッチングが好きです」と語った

2回戦では、優勝候補の横浜(神奈川)と対戦し、「彼(織田翔希)は世代ナンバーワンといえる投手」とリスペクトしながらも、「負けるつもりはありません」と自信を見せた

沖縄尚学の末吉投手の完投勝利は、チームにとって大きな意味を持つ。初戦での勝利は自信となり、これからの試合にも良い影響を与えるだろう。特に新球のスプリットが効果を見せたことで、今後の展開が非常に楽しみである。この春、沖縄尚学の成長を見守りたい。
キーワード解説

  • エースとは?:高校野球やプロ野球において、チームの中で最も実力があり、重要な試合で先発して勝利を目指す投手をエースと呼びます。
  • 完投とは?:試合でピッチャーが自分一人で最後まで投げ切ることを「完投」と言います。完投することで、チームはピッチャーの力を存分に活かせます。
  • スプリットとは?:スプリットは、投球時にボールが急に落ちる変化球の一つです。バッターにとっては見極めが難しく、効果的です。

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