横浜・織田翔希がセンバツ高校野球デビューで152キロを計測
◆第97回センバツ高校野球大会第2日 ▽1回戦 横浜4―2市和歌山(19日・甲子園) 横浜(神奈川)の2年生右腕・織田翔希選手が、甲子園で行われたセンバツ高校野球大会の初戦に登板し、鮮烈なデビューを果たした織田選手は市和歌山との試合で先発し、初回に自己最速の152キロの速球を記録
この数字は、2013年に済美・安楽智大選手が記録したセンバツ2年生投手史上最速となり、横浜のOBである松坂大輔選手が高校時代に記録した151キロをも超える快挙であった
織田選手は5回を投げ、5安打2失点の内容で、チームにとって13年ぶりとなるセンバツ勝利をもたらした
この勝利は、横浜の2年生投手が勝利投手となるのは2003年の涌井秀章選手以来のことで、再び新たな歴史を刻んだ形となった
試合の詳細と投球内容
初回、先頭打者に投じた4球目で153キロを記録した瞬間、甲子園の観衆からはどよめきが起こった織田選手自身は球速を意識していなかったと語り、「結果を聞いて驚いた」とその時の心境を明かしている
監督から先発を託され、「甲子園での初先発をとても嬉しく思う」と喜びを表現した
投球内容は直球を主体にしており、2巡目からはカーブやチェンジアップも駆使して打者を翻弄した
グラブの色を変えるなど、集中力を維持する工夫も見せ、試合の中で成長を感じる場面もあった
今後の期待と発展
多くの期待を背負った織田選手は、「松坂選手と比べられるのは光栄だが、負けずに進化し続けたい」と意気込みを新たにした次回の敵は沖縄尚学で、新たな伝説が始まる予感を感じさせる
選手プロフィール
- 名前
- 織田翔希(おだ・しょうき)
- 生年月日
- 2008年6月3日
- 身長・体重
- 185センチ、75キロ
- 球歴
- 小学校1年から野球を始め、中学は軟式野球部に所属
高校では1年春からベンチ入り
キーワード解説
- センバツとは?高校野球選手権大会の中でも特に格式が高い大会で、毎年春に全国から選ばれた強豪校が集まる。
- 速球とは?ピッチャーが投げる最も速い球のこと。速球の速度は選手の実力を示す重要な指標の一つである。
- 甲子園とは?兵庫県にある野球専用のスタジアムで、高校野球の聖地とも呼ばれ、多くの名勝負が展開されてきた。

