広島商の快勝
第1試合では、広島商が伝統的な攻撃スタイルによって得点を重ね、21世紀枠の横浜清陵(神奈川)に対して10対2で快勝した初回には相手の失策を利用したり、スクイズバントで2点を先取
さらに中盤では押し出し四球や適時打を挟み込むなど、圧倒的な攻撃力を見せつけ、7大会連続での初戦突破を決めた
先発の大宗 和響投手(3年)は、6回を投げて5安打2失点と素晴らしいピッチングを披露し、チームを勝利に導いた
エナジックスポーツの初勝利
第2試合に登場したエナジックスポーツは、2022年に創部された新興校であり、3年目で初めて甲子園の舞台に立ったこの試合では至学館(愛知)相手に8対0で快勝を収め、記念すべき初勝利を手にした
試合の中盤に1点を追加し、7回には一挙に6点を挙げるなど、攻撃陣が炸裂
先発左腕の久高 颯投手(3年)が4安打を許すも、完封勝利を収め、学校名にカタカナが入った校名ではセンバツ初勝利となった
智弁和歌山の力強い勝利
第3試合では、優勝候補の智弁和歌山が千葉黎明(千葉)を6対0で下し、2019年以来6年ぶりとなるセンバツ勝利を手にした先発の渡邉 颯人投手(3年)はわずか5安打を許し、90球での完封勝利を果たす
また、この試合は「マダックス」と呼ばれる、100球以内での完封試合となり、智弁和歌山の実力を証明するファインプレーとなった
打線も12安打を記録し、強力な攻撃を展開した
これにより、2021年の夏に優勝して以来、春1度、夏2度の甲子園出場では全て初戦敗退だった悔しさを晴らした
大会第5日の22日にも、さらなる1回戦が予定されている
今回の第97回選抜高校野球大会では、各校が持てる力を発揮し、特に新興校であるエナジックスポーツの勝利が印象的です。若いチームが強豪に挑み勝つ姿は、将来の高校野球界を担う可能性を感じさせます。今後の試合でも彼らの活躍に注目です。
キーワード解説
- センバツとは? - 全国の高校が集まって行われる、日本の高校野球の春の選手権大会です。
- マダックスとは? - 野球において、ピッチャーが100球以内で完封勝利を収めることを指します。
- 完封勝利とは? - 試合で相手チームに1点も与えずに勝利することを意味します。