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広島商、伝統の“広商野球”で甲子園初戦を制す

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第97回選抜高校野球大会の初日、広島商業高校が横浜清陵高校を10対2で圧倒的に下した

この試合は甲子園の舞台で行われ、広島商業の特徴である「広商野球」がさっそく際立った

試合の流れ

試合は初回から動きがあった

先頭打者の西村銀士が中前打で出塁し、後続の2番・小田健登と3番・三田桂慎が連続してバントを成功させた

この犠打(相手の守備を乱すために打者が故意にアウトになること)の流れの中、続く名越貴徳が二塁手のエラーを誘い、三走が帰還し先制点を獲得した

積極的な攻撃戦略

さらに、1死一、三塁の場面で5番・藤田涼平がセーフティースクイズを成功させ、初回だけで2点を先取

このスクイズとは、バッターがバントをして自ら得点を狙う戦術で、野球において非常に重要な攻撃手法である

荒谷忠勝監督は「スクイズが苦手だと言われた藤田にあえてサインを出した

練習の成果を信じています」と語った

後半に強攻策に転換

昨年秋からの試合でも見られるように、広島商は機動力と小技に焦点を当てたプレースタイルを持つ

2回以降はバント戦法を封印し、強攻策に切り替え、計11本の単打を放って着実に得点を重ねた

6回には再び小田健登が左前適時打を放ち、チームにさらなる得点をもたらした

進化する広商野球
荒谷監督は「ウチも進化していきたい」と語り、伝統を基にしたプレースタイルのさらなる発展に期待を寄せている

広島勢は春夏通算で219勝を挙げ、神奈川を上回って単独6位となった

次戦では東洋大姫路との対戦が待ち構えており、ファンの期待も更に高まっている

広島商業高校の試合は、伝統的なプレースタイルが進化を遂げていることが印象的でした。特に、初回からの積極的な攻撃が功を奏し、勝利を収めることができたのは、選手たちの練習の成果といえるでしょう。今後の試合でも、このスタイルがどう活かされるかが楽しみです。
キーワード解説

  • スクイズとは? スクイズは、バッターが三塁にいるランナーを本塁に進めるため、打席でバントをする戦術です。成功すると、得点が期待できるため、重要な攻撃手法となります。
  • 犠打とは? 犠打は、バッターが故意にアウトになり、走者を進めるために打つボールのことで、試合の戦略において重要な役割を果たします。
  • 機動力とは? 機動力は、選手の迅速な動きや走塁能力を指し、相手チームの守備をかく乱し得点を狙うために不可欠な要素です。

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