注目は阪神の若き投手、工藤泰成(23)が8回に登板し、今季無失点を継続したことである
四国アイランドリーグの徳島から育成選手として入団した工藤は、この日打者を前にしても動じることなく、臨機応変に対応する姿を見せた
工藤のピッチング内容
工藤はこの日、最速158キロを記録し、自己最速にわずか1キロ足りないパフォーマンスを披露した彼は初の京セラドームでの登板を果たし、特にピンチの場面でも得点を与えない冷静さが光った
具体的には、1死一、二塁の場面で、まずは山中選手を一球で二ゴロに仕留め、その後、21年本塁打王に輝いた杉本選手を迎え撃った
カウント2-2で外角低めのフォークボールを見事に決め、空振り三振に斬り、マウンドを降りた
心理面の成長と今後への抱負
工藤自身、「いい打順で流れを渡さないところだったので、力んでしまった」と、プレッシャーを感じながらも、自らのテーマである「力まない」を再確認した様子を語ったまた、過去の登板から得た経験をもとに、「真っすぐで押せるのは収穫で、フォークも三振が取れることが分かった」と述べ、さらなる成長を見据えている
今後の展望
残すオープン戦は23日のみで、安藤投手チーフコーチは「連投はないかな」と語る中、工藤は開幕日の28日に迎える広島戦への準備を整えている「いい経験ができているし、積み重ねでよくなってきている」と語る工藤の言葉からは、自信と意欲が窺える
工藤泰成投手の成長が伺える今回の試合は、彼が冷静さを保ちながらピンチを乗り越える姿を見せており、今後の活躍に大いに期待が持てる内容でした。また、自己成長に向け努力を惜しまない姿勢は、若手選手としての模範となるでしょう。
キーワード解説
- 無失点とは?: ピッチャーが試合中、相手チームに得点を許さない状態のことを指します。
- フォークボールとは?: ピッチャーの投球術の一つで、握り方や投げ方を工夫することで、打者がバットに当てにくい球種となります。
- ピンチとは?: 野球において、相手チームが得点する可能性の高い状況を指します。