藤田選手は昨年のドラフトで7位指名を受け、福岡大大濠高校からチームに入団した若手選手
2年目を迎えた彼は「9番捕手」としてフル出場し、この日の試合前にはスタメンの告知を受けて「喜びよりも心配の方が大きかった」と語る
しかし、入ったグラウンドでは一転して大暴れした
打撃の働き
試合開始早々、藤田選手は初回に2死満塁の場面で、相手投手の真っすぐを巧みに右方向へ運び、2点二塁打を放ったこれは「逆方向にヒットを打つ」とは、野球用語で打者が意図的にボールを打つ方向を変更することであり、投手や守備側の位置に応じて判断することが重要である
その後も2回には四球を選んで機会を広げ、3回には2死満塁で右前への2点打
さらに8回には右翼への二塁打も追加し、4打数3安打4打点という素晴らしい数字を叩き出した
全ての安打を逆方向に放ったことについて、藤田選手は「相手の守備位置が少し左側だったので、そこを抜ければいいかなと思った」と振り返り、自身の打撃フォームにも自信を持つコメントを残した
守備の安定感
また、守備面でも藤田選手は大きな役割を果たした先発投手の板東湧梧をはじめ、1軍から参加した津森宥紀、杉山一樹、尾形崇斗、大山凌、育成選手の川口冬弥との関係性を築きながら、ワンバウンドボールをしっかりと捕球し、最少失点で試合を終えることに成功した
しかし、試合後には「1軍の投手の速い真っすぐにタイミングが取れていなかったり、うまく捕れなかったりしたことをなくしていけるようにしたい」と、今後の課題についても言及した
藤田選手は「まだスタメンで試合に出ただけで、自分がやることは変わらない
それでも目指す場所は1軍であり、そこを見据えながら一歩ずつ進んでいきたい」と、若さあふれる力強い言葉を残した
藤田悠太郎選手の活躍は素晴らしく、新たなスタメンとしての期待を感じさせました。打撃面では逆方向へのヒットを多く打つことができ、守備でも安心感を与えました。一方で、1軍の選手とのスピード感に課題を持つ姿勢も見逃せません。今後の成長が楽しみです。
キーワード解説
- スタメンとは? 試合に出場する選手の中で、最初にフィールドに立つプレーヤーのことを指します。これにより、その選手は試合全体にわたって重要な役割を果たし、全体の流れや戦略にも影響を与えます。
- 逆方向へのヒットとは? バッターが通常とは異なる方向、つまり自分の立っている側とは反対の方向にボールを打つことができる技術を指します。これにより守備陣をかく乱し、有利な状況を作り出すことが可能です。
- ワンバウンドとは? ボールが地面に一度跳ねてから捕球されることを指し、野球において捕手が投手や打者からのボールを正確に受ける技術となります。