9番・二塁でスタメン出場し、4回には広島の2番手・杉田の直球を見事に捉え、右越えのソロホームランを記録
この一打は、牧原が3年連続で開幕戦の二塁手としての座を狙っていることを示す重要なアピールとなった
しかし、7回には重要な場面で痛恨の送りバント失敗を犯し、そのことが彼の心に重くのしかかることとなった
この試合では1―2とリードされている状況で、無死一塁のチャンスが訪れたが、バントのサインが出されたものの、広島・塹江の初球に合わせたバントは捕手に捕まってしまい、一塁走者の代走・谷川原が二塁封殺となる結果に
試合後、牧原はそのバントミスについて「できなかったというのが全てでしょうね」と苦言を呈し、悔しさをにじませた
ユーティリティプレイヤーとしてあらゆるポジションをこなす実力者である彼にとって、この小技のミスは許されるべきではなかった
この日の試合では1本のホームランを含める好打も披露しているが、チームは1―2で敗戦
試合前には左脇腹の張りを訴え、別メニューで調整していたが、14日から実戦に復帰した後は順調な打撃状態が続いている
オープン戦の打撃成績では、牧原は打率・286、1本塁打、6打点をマークしており、ライバルのダウンズ(打率・282、1本塁打、3打点)と比較しても好調だ
小久保監督は「セカンドは流動的ですね」と述べ、現段階では定まった答えを持たない姿勢を示しているが、牧原は「自分の意識は全く変わっていないです」と強い決意を表明
23日の広島との試合がオープン戦の最終戦となる中、さらなるアピールを目指して全力を尽くす考えを示している
牧原大成選手の活躍と同時に、送りバントのミスがチームに影響を与えた結果が示されました。選手たちの競争は厳しい一方で、失敗から学ぶことも重要です。この時期に行われるオープン戦は、そのような経験を生かしてチームが一丸となる大切な時期として捉えられています。
キーワード解説
- オープン戦とは?:オープン戦は、プロ野球のシーズン前に行われる親善試合で、選手の調整や新戦力の発掘を目的としています。
- 送りバントとは?:送りバントは、出塁した走者を進めるために、バントの技術を使って相手投手に打たせないようにバットを出し打球を転がす戦術です。
- ユーティリティプレイヤーとは?:ユーティリティプレイヤーは、複数のポジションをこなすことができる選手のことで、必要に応じてチーム編成を柔軟に行うために重要な存在です。